2018年 11月 04日 ( 1 )

甘い人生 (Dalkomhan insaeng) 

ネタばれあり!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 ホテルの総マネージャーを務めるSun-woo(Byung-hun Lee)は頭脳明晰な男で、裏社会の人間に一目置かれる存在でもある。しかしボスのKang氏(Yeong-cheol Kim)から彼の愛人Hee-soo(Min-a Shin)の監視を頼まれたことから、Sun-wooは破滅への道を歩き出すことになる。(作品の詳細はこちら


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10年ほど前に観たことをすっかり忘れて、「わぁ、若い頃のビョン吉のノワール映画だー」と有頂天に。銃撃戦が始まったラストシーンになって、ようやく前に観ていたことに気づいた、間抜けな私。いや、いいんですよ、若くてシャープでキレッキレのビョン吉は、何回みても飽きない。そんな彼がチョコレート・ケーキを食べる冒頭のシーンで、私の心は既に鷲づかみにされてしまいました。


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クールでドライなフランス・ノワールに比べると、韓国ノワールは雨と泥水と縛りと弾丸炸裂と血しぶきにまみれている。破壊力も半端なく、ラストの銃撃戦は、花火大会のフィナーレのように、派手にドンパチ撃ちまくって、映画セットが崩壊していましたからね。あれは絶対に撮り直しムリだから、何十台ものカメラで撮影したのでしょう。

Alain Delonは裏社会に生きるにはハンサムすぎて、どうしたって目立ってしまう。もっさりしたおっさんのほうが現実味はあるが、それではヴィジュアル的に寂しすぎます。もちろんビョン吉もイケメンだけど、アジア系は顔立ちが地味で大人しいから、変装すれば一般市民に紛れることができる。どちらにも共通するのは、恨みつらみや復讐の鬼と化した彼らから、片時も目が離せないことですね。

クールなビョン吉が、裏社会の壮絶な制裁を受けて、使い古したボロ雑巾に(泣)。撮影では手加減するんでしょうが、土砂降りの中のロケは監督も役者もカメラマンも大変だろうな。そして裏社会の現実は、もっとシビアで残酷なのかも。ボスの命令に100%従わないと、あーいうことになっちゃうんだ、コワッ。


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ちょっと不思議に思ったのは、頭脳明晰な一人の男が、初めて知る愛によって転落していくという筋書きなのに、あの描写ではSun-wooがHee-sooを愛していたとは到底思えず(気になっていたとは思うが)、最後まで「?」を引きずったまま観ていた。ま、細かいことはスルーでいい。銃撃戦で野獣化したビョン吉に萌えました。オフの時にはラストシーンのように、ジムで身体を鍛えているのね。ちらっと映ったコンビニは、ファミリーマートですか?


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by amore_spacey | 2018-11-04 00:51 | - Asian film | Comments(0)