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2019年 10月 04日 ( 1 )

ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 (Death at a Funeral)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 父親の葬儀を控え、実家で親族や友人を待つ長男Daniel(Matthew Macfadyen)は、少々ナーヴァスになっている。参列者の誰もが長男である自分にではなく、アメリカで小説家として成功している次男Robert(Rupert Graves)の弔辞を期待しているからだ。一方、自分の父親(Peter Egan)に婚約者Simon(Alan Tudyk)を気に入ってもらおうと、従姉妹のMartha(Daisy Donovan)は必死に体裁を繕うが、誤ってドラッグを飲んだSimonは墓穴を掘るばかり。
  それからMarthaに一目惚れして何とか気をひこうと躍起になるJustin(Ewen Bremner)、うっかり落としたドラッグの容器を探し回るTroy(Kris Marshall)、まわりをイライラさせる車椅子の叔父(Peter Vaughan)…と、参列者のそれぞれが問題を抱え、様々な騒動を引き起こす。その最中にDanielは、見慣れない背の低い男(Peter Dinklage)に気づいた。Peterと名乗るその男は、父親の親族や友人関係を見渡しても、まったく心当たりのない人物だった。(作品の詳細はこちら


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いやぁ、これは面白かった。タブーなんぞクソ食らえ!で、下ネタやドラッグなど不謹慎な悲喜劇が続々と出てくる。ブラック・ジョーク発祥地の英国ならではのパワー炸裂でした。この突き抜け感がたまりません。やはりドラッグの威力は凄いなァ。ってコトではなくて、すでにオープニング・ロールの映像や音楽で、何かを予感させます。葬儀当日朝の風景から始まるが、さっそく有り得ないハプニングに、掴みはOK。小気味の良い笑いにぐいぐい引き込まれるので、あとはストーリーに身を委ねるだけ。

コメディは単に笑えるだけではダメだし、ギャグや下ネタがあればいいってもんでもない。登場人物に魅力があり、テンポや演出が巧みでなくては、すぐに退屈します。冠婚葬祭のように余所行き顔の時ほど、ハプニングが引き金になって、思わず本音が出てしまう。当人たちにとっては大真面目で大問題のエピソードの入れ方も上手い。幾つもの伏線が話の展開に反映され、それらをうまく回収しながら、終盤の大爆笑を迎える。そして、少しだけしんみり。ピリッと効いた山椒のように。

それぞれの思惑が一気に収束していくのはやや強引でしたが、まぁ想定内だからいいんです。あのまま、めでたし、めでたし!で終わると思いきや、最後の最後にオチがまだあるという展開(笑) エンドロールもお見逃しなく。観終わったあと、ちょっぴり変なテンションになっていました。英国でも日本の田舎のように、自宅で葬儀を行う家庭があるんですね。


by amore_spacey | 2019-10-04 00:07 | - Other film | Comments(4)