25 la 25a ora

私のお気に入り度 ★★★☆☆(69点)

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アクターズ・スタジオに出演したエドワード・ノートンに惹かれて、初めて彼の出演作を観る。戌年にちなんでワンコが冒頭に登場したのは偶然なのだけれど(笑)、ワンコは本当に忠実な動物なのでしょうか?飼ったことがないので分かりません。


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何者かが警察にモンティ(=エド)の麻薬密売をタレ込んだせいで、ムショ入りになる彼に残されたシャバでの1日を追い続ける。過去と現在の交錯。9月11日のNYツインタワー爆破テロ事件後の建築現場を見下ろしながら、「7年後モンティがシャバに出てくる頃には、俺たちの友情なんてかけらもないよなぁ」、モンティが親友と信じている2人の会話。そうかもしれない。女の友情は男関係が絡んでくると、プッツリ切れるコトが多い。男の友情は熱くて堅くていいと思う。その男の友情も長続きしないのか。


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ディスコのシーンはこの青が綺麗でした。けだるさと現実ばなれした時間の流れが、この青色に滲み出ていたと思う。


e0059574_18142338.jpg何だかんだ言っても家族。「これを持って行けよ」と父親が差し出すのは、一枚の写真。子どもの頃のモンティが両親と一緒に写っている写真。

食事の途中でエドがトイレに立つ。その鏡の隅に書かれた罵倒言葉を見ながら、鏡に映った自分を見ながら、もう一人のモンティが歩き出す。「移民のタクシードライバーの馬鹿野郎!! 韓国人の糞ったれ!! 黒人野郎なんか失せろ~!!…」 しかし、ムショに向かう車の中で思うことは、自分が一番糞ったれ野郎なんだ。何だか色々分かったような素振りをして突っ張って生きてきたけれど、結局何も分かっちゃいない、大馬鹿野郎なんだ、ってこと。


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# by amore_spacey | 2006-01-11 18:39 | - Other film | Comments(6)

十六歳の合衆国 The United States of Leland

私のお気に入り度 ★★☆☆☆(45点)

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「あれこれ理由を探したり理由をつけたり枠組みにはめようとしても、本当のところは誰にも分からない」と語るリーランド少年の言葉を借りるなら、この作品は私にはよく分かりませんでした。


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(この先ネタばれ)
リーランド少年の語りに今ひとつ響いてくるものがなかったのは、少年を演じたライアン・ゴズリングの表情や語り口や声に、最後まで馴染めなかった。説得力がなかった。これは好き嫌いがあるので致し方がない、としか言いようがない。話の展開にも納得できないものがある。彼女の弟、ハンディのある少年を殺害するに至った背景が曖昧。リーランド少年の両親の冷え切った関係も、殺害された少年の家族の描き方も甘い。最後にアレンがリーランドを殺害するに至っては理解不可能でありました。

この作品を観ながら、自分の16歳を思い出してみることができたのは唯一の収穫であったかもしれません。「世界は哀しみにあふれている」 あの年代は喜びも哀しみも憎しみも、自分の意思に関係なく強く吸収してしまう。ことに哀しみや闇の部分には、神経が研ぎ澄まされ深く感じ入る。そういった傾向は本や音楽や映画にも影響され、形而上的なものに惹かれながら、ますます心の闇に落ち込んでいく、そしてそんな自分に陶酔することさえある。私にもそんな時期がありました。自分というものがどんどん分かり始め、家族の関係が見え、世の中の汚れた部分に嫌悪しつつも、如何ともし難い無力さに打ちひしがれもがく。もがけばもがくほど、アリ地獄に足をとられる。悪循環。もがきの時代でした。光が見えなかった。それを乗り越えることができたのは、「自分を信じていれば何とかなる」という傲慢で尊大な気持ちだったような気がします。



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# by amore_spacey | 2006-01-10 18:55 | Kevin Spacey | Comments(6)

ビヨンド the シー (Beyond the Sea)

私のお気に入り度 ★★★★☆(88点)

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アクターズ・スタジオにゲスト出演した時、「歌と踊りのある作品をやってみたい」とケヴィンは語っていました。それが5年ほど前のこと。すでに彼の頭にはこの作品の構想があったのでしょう。オープニングからエンディングまで一気に観ました。これを舞台でやっても面白いだろうなぁと思いました。


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ヅラやつけ鼻や黒縁メガネがケヴィの容貌をかなり変えていたので、それが若干気にはなったものの、彼の歌と踊りと演技を心行くまでたっぷり味わうことができる作品でした。音楽の素晴らしさを再認識した作品でありました♪ 何よりもケヴィン自身が楽しんでやっていましたね。長年やりたい!と思っていたものを実現する時の人の表情というのは、逆に気負いがなく自然体でより輝いて見えるものですね。ああ、ケヴィの嬉しい気持ちがひしひしと伝わってきます(^^)

母だと思っていた女性が祖母、姉だと思っていたニーナが実母だった。その衝撃的な事実を受け入れられずに現実逃避したボビーの心の葛藤、これも時がゆっくり癒し解決してくれたのでしょう。ラスベガスでのショーで「自分を育ててくれた母を紹介しましょう」と言った彼と、思いがけない息子の言葉に戸惑い嬉し泣きに涙するニーナ。このシーンには涙がじわじわ、胸があつくなりました。


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サントラ・カバーにも記載されているように、この作品のためにケヴィは朝から晩まで歌って歌って歌い込んだのですね。ボビーの時代のレコードを聞きながら育ったケヴィ少年が、しかし、まさか自分がボビーの生涯を演ずることになるとは。  

グレーやダーク・ブルーやストライプ地のスーツをぴたりと決めるケヴィが、今回は様々な色彩の衣装に挑戦しました。原色の赤や黄にアロハシャツちっくなヒッピーシャツ。似合う!!!あんなに似合ってしまうのは、スリムなボディをキープ&常にシェイプアップしているケヴィだからね(^^) 歌って踊る作品だから、体力が必要であります。今回も事前トレーニングに励んだのでしょう。愛犬と一緒に毎日ジョギングしたのかなぁ?



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# by amore_spacey | 2006-01-08 02:15 | Kevin Spacey | Comments(8)

ムーラン・ルージュ Moulin Rouge

私のお気に入り度 ★★★★☆(88点)

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舞台はパリ。
キューピッドの悪戯で、高級娼婦と作家を志す若者が恋におちるお話。
古典的なラブストーリーの舞台がアンニュイなパリ、そして超アメリカ的ゴージャスでキンキラな舞台装置に、ユアンとニコールの美しい&柔らかいハーモニー。いやぁぁぁ、何の気なしに観始めたのですがのめり込みました。くうちゃんも好きなんです、ミュージカル。


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「あんた、何様やねん!!!顔がちょっと綺麗やっちゅーだけでお高くとまって。ほんまにいけずな女やで。」 つい最近までニコール・キッドマンのことを嫌味な女だと思っていました。が「ザ・インタープリター」の素晴らしい&気負いのない自然な演技を観て「ムーラン・ルージュ」の歌声を聞いて…、前言撤回しま~す。ニコールは女優の中の女優であります。ニコールの美しさは禁断の木の実、この世のものとは思えない際立ち方で目を奪われました。


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もう一つはCGの美しさ。
年末CGばりばりの「キング・コング」で船酔いとめまいを覚えたのですが、ラブロマンスにこんな素敵に使われるCGがとてもロマンチックでよかった。見直しました、CG効果。



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# by amore_spacey | 2006-01-04 21:17 | - Other film | Comments(12)

ザ・プロデューサー Il Prezzo di Hollywood

ネタばれあり

私のお気に入り度 ★★★★★(95点)

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これは凄かったですねぇ。SMちっくなシーンにケヴィの機関銃的メチャ喋りに、ハリウッドの内幕を暴いたかなりスキャンダラスな作品でした。日本語タイトルは『ザ・プロデューサー』とごく普通ですが、イタリア語タイトルIl Prezzo di Hollywoodは、ハリウッドの代償とでも訳したらよいのでしょうか。オリジナルはSwimming with Sharks… タイトルに食いつかれそうで怖っっ。


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回想シーンを交えつつ現在進行形のシーンを挟む作品構成が、色々な意味で凄みを増幅させている。このシーンがどんどん血生臭くなってエスカレートしていくので、この先の画像はケヴィが可哀想すぎてアップできません、うるうる。意気揚々として入社した新人のガイを待ち受けていたものが、生き馬の目をくり抜くような世界であった、その中を何とか生き延びようと懸命に戦うガイ、そしてついに切れてしまうガイ。彼の気持ちも分かる。でもあそこまでやらんでもいいだろう?! それで最後はあれかよ?やっぱりハリウッドってとこは、コワイねー。


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バディは映画会社のエグゼクティブ。自分の名誉と出世のためなら他人のアイデアを頂戴するのは朝めし前だし、女を寝取ることなんざ屁のカッパ。


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嫌味なヤツなんだけど、どんなスーツもぴったり決まるし、オープンカーで出勤なんてカッコええ~。


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会社でも辣腕振るうバディだけど、コーヒーに入れる砂糖へのあの鬼のようなコダワリって何なのだァ?ベニーチョ・デルトロが、とってもいい雰囲気を醸し出していたな(^^) ハードな上司を持ったら、ベニーチョのようなゆる~いペースで行かないと、長続きしないからね。


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# by amore_spacey | 2006-01-03 01:57 | Kevin Spacey | Comments(6)