アラン・ドロン、ロミーの誕生日に寄せて (Alain Delon & Romy Schneider) 

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「本名Rosemarie Albach-Retty、通称Romy Schneiderは、今日9月23日の日曜日、生きていたら80歳になっていた。かつて彼女を愛した人、今も彼女を愛している人、彼らは彼女に変わらぬ思いを寄せていてくれる。ありがとう。 Alain Delon」 雑誌Figaroに寄せた、Alainのメッセージである。

1958年にRomyは『恋ひとすじに』で、当時まだ無名のAlainと共演したが、互いの第一印象は極めて悪く、彼女は彼を悪趣味で気障な男だと、彼は彼女を胸くそ悪いやつだと思ったという。

1982年5月29日の夜、Romyは睡眠薬とアルコールの過剰摂取により、パリのアパルトマンで死亡。43歳だった。Alainはマスコミの騒ぎを避けるため葬儀を欠席し、6月14日にひっそりと1人で墓を訪れ、最後の別れを告げている。(詳細はこちら


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# by amore_spacey | 2018-09-25 01:29 | Alain Delon | Comments(6)

嘘八百

ネタバレあり!

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (74点)

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【あらすじ】 大阪は堺。千利休を生んだ茶の湯の聖地に、大物狙いで空振りばかりの目利き古美術商・小池則夫(中井貴一)が娘のいまり(森川葵)とともに、お宝を探しにやって来た。そこで出会ったのは、腕は立つが落ちぶれてくすぶっていた、陶芸家の野田佐輔(佐々木蔵之介)だった。ある大御所鑑定士に一杯食わされ、人生の出端を挫かれた2人は結託。“幻の利休の茶器”を仕立て上げ、仕返しついでに一攫千金を目論んだ。ところがそれが、家族や仲間、大御所鑑定士、さらには文化庁までも巻き込む大騒動に発展してしまう。(作品の詳細はこちら


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機内上映その4。大好きな中井貴一と苦手な佐々木蔵之介の共演。うーん、どうしようか迷った末、 『最後から二番目の恋』の和平のようなコミカルな中井貴一を期待して、観ることにした。古美術商とはこれまた渋い役だと思ったら、お笑いキャラの中井さんが炸裂で楽しかった。古物商と陶芸家と大御所鑑定士の間で繰り広げられる頭脳戦は、部外者にとってはタヌキとキツネが化かし合っているようで滑稽極まりない。でもあれって、立派な詐欺じゃありませんか。と言っても、古美術商なんてのは、本物か贋物か本当は誰にも分からない中で、騙しあい駆け引きが行われているんじゃないのかなと、何も知らない私は思ってしまいました。


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劇的なストーリーではないが、小気味のよいテンポで展開し、クスッと笑えるシーンがあちこちに織り込まれている。幻の利休の茶器を巡る大騒動の顛末は、ほぼ予測がつくが、最後にもう1つドンデン返しが待っていたとは。大人たちがやっていることを、生暖かい目で見守っていたんでしょうね、あの2人。


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朝ドラや大河で枯れた爺さん役を好演している近藤正臣さん、若い頃はイケメンが売りで、格好つけた彼をイジッて、前髪をかき分けながら、「コンドーですっ」という物真似もあったが、知らないうちに白髪になり、いつの間にかこんな味のある役者になっていて、嬉しいサプライズです。彼が話す物腰柔らかい関西弁(喰えないヤツの見本みたい)を、いつまでも聞いていたくなります。


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# by amore_spacey | 2018-09-24 00:35 | - Japanese film | Comments(0)

キング・アーサー (King Arthur: Legend of the Sword)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 王の息子として生まれ、その跡継ぎとされていたArthur(Charlie Hunnam)は、暴君Vortigern(Jude Law)によって両親を殺され、スラム街へと追いやられてしまう。過酷な環境の中、Arthurは生き抜く知恵を身に付け、東洋人の師範カンフーGeorge(Tom Wu)に格闘技を習って肉体を鍛えた。やがて無双の力をもたらす聖剣エクスカリバーを手にする。そして仲間たちと共に圧政を敷くVortigernを倒し、王座に就こうとするArrthurだった。(作品の詳細はこちら


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機内上映その3。『アーサー王物語』を文学的に愛する人にとって、本作品は「ここまで脚色されたんじゃぁ、全然別物だァ!」と叫ばずにはいられないでしょう。『キング・アーサー』と比べてみても、史実から離れて娯楽的な要素がとても強い。けれどフライト上映や居間でグダグダした状態で観る分には、さらっと楽しめる。

これはArthurのための作品なので、彼にとって都合のいいようにすべてがお膳立てされているのです。私も1日でいいから、そんな環境で暮らしてみたい。Arthurには聖剣エクスカリバーさえあれば、この世に恐いもんなしで、Vortigernなんか屁でもありません。ただ、岩から剣を抜き取るシーンを観ながら、あれだったら私でも簡単に抜き取れるなと。演技が安っぽくて下手すぎる。Sons of AnarchyのCharlie Hunnamがとても良かっただけに…。円卓の騎士がクンフーで身体を鍛えるって設定にも、うーん。ま、細かいことはスルーしましょ。


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愛する人(妻や娘)と権力を秤にかけ、泣く泣く前者を殺すたびに不思議な力を授かるJude Lawの、どんどんせりあがって行く額の生え際が気になりつつ、戦闘のシーンに出てきた巨大ゾウ軍団は、架空の怪物が出てきた『ロード・オブ・ザ・リング』やドラゴンやゾンビ軍団が出てくる『ゲーム・オブ・スローンズ』に似てるなと思いつつ、途中でうたた寝しそうになった私の前に、「えっ、今のBeckham?」 そこでパッチリ目が覚め、巻き戻して彼を確認したりしつつ、無事完走することが出来ました。


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# by amore_spacey | 2018-09-20 00:51 | - Other film | Comments(0)

樹木希林さん、さようなら

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樹木希林と言ったら私の世代では、西城秀樹も出演したドラマ『寺内貫太郎一家』でしょう。寺内家の母屋でドタバタ騒ぎが始まると、自分の住む離れに駆け込み、仏壇横の沢田研二のポスターを眺めて、「ジュリィィィーーー!!」と腰を振りながら悶えるシーン。これを友だちとよく真似した。きん婆さんを老けメイクで演じていたが、当時31歳だったんだ(驚愕)


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全身をガンに侵され闘病中、先月は大腿骨骨折で入院。危篤状態から脱したと伝えられたので、今回もきっと戻って来てくれると信じていた。どうか安らかにお休み下さい。


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# by amore_spacey | 2018-09-16 19:47 | My talk | Comments(2)

ダウンサイズ (Downsizing)

ネタバレあり!

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (68点)

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【あらすじ】 人間のサイズを13センチにする技術が発明され、人口増加や経済格差や住宅などの問題解決に挑む、人類の縮小計画がスタートする。妻のAudrey(Kristen Wiig)と共にその技術を目の当たりにしたPaul(Matt Damon)は、体を小さくすることで生活に関わるコストも縮小できることから、現在の資産でも富豪になれると知って興奮し、縮小化を決意する。晴れて13センチになったPaulだが…。(作品の詳細はこちら


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機内上映その2。小さくなった人間がもとのサイズの環境で暮らす中で、Mattが面白いことをやらかしてくれる、軽いタッチのコメディかな?と、『不思議の国のアリス』的なストーリーが頭に浮び、妙な期待まで抱いてしまったのがよくなかった。


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従来のサイズの社会に小さくなった人を登場させた前半の映像は、まぁ普通に楽しめた。が、そこからはダウンサイズでなくても良かったんじゃないか?という展開に。Dusan Mirkovic(Christoph Waltz)の存在の意味も分からなかったが、彼が居てくれたので本筋とは無関係に、しゃくれアゴの捻くれたような表情を楽ませてもらいました。


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地球の環境問題という超マジでハードルの高いテーマと、おとぎ話的な要素の強いダウンサイズ。この2つが最後の最後まで全く噛み合わず、何もかもが中途半端だったから、観終わったあとも、何だかなぁでした。脚本に問題ありでしょうか。


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# by amore_spacey | 2018-09-14 01:01 | - Other film | Comments(2)