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タグ:堤真一 ( 18 ) タグの人気記事

DESTINY 鎌倉ものがたり

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 幽霊や魔物や妖怪が日常的に姿を現し、さまざまな怪奇現象が起こる鎌倉。ここに暮らすミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに嫁いできた亜紀子(高畑充希)は、妖怪や幽霊が人と仲良く暮らす鎌倉の街に最初は驚き戸惑うが、次第に溶け込んでいく。犯罪研究や心霊捜査にも通じている正和は、迷宮入りが予想される事件が起きると、鎌倉警察(要潤)から協力を求められる名探偵でもあった。そんなある日、亜紀子が不測の事態に巻き込まれ、黄泉の国へと旅立ってしまう。正和は愛する亜紀子を取り戻すため、黄泉の国へ行くことを決意する。


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1ヶ月近く雨が降り涼しく過ごしやすい日が続いたので、いきなり気温が30度を超えた先週末頃から、何となく時差ぼけのような感覚に見舞われています。頭と身体がうまく連動していない。そんな状態で観たのがこの映画でした。設定が斬新で面白く、文字通り現実離れしていて、不思議な空気が流れている。それがぼんやりした私の頭とシンクロして、現実とファンタジーの世界がとても心地良かった。「そう、今、こんな映画が観たかったんですよ」と膝を打つ感じでした。小難しい理論や細かいコトは抜きにして、正和と亜紀子の穏やかな夫婦愛、ベタベタしていないけれど見えない絆でしっかり結ばれている2人が、私たちの心を優しく包み込んでくれる作品です。黄泉の国へ連れて行かれた亜紀子を取り戻すストーリーを軸に、クスッと笑える小さなエピソードがいくつも入っているし、かわいらしい幽霊や妖怪やヘンな神様がたくさん出てくる、それから『千と千尋…』のような世界のCGも見応えがあり、子どもから大人まで楽しめますね。

まず主演の2人。息がピッタリ合ってお似合いの夫婦でした。充希ちゃんの仕草は本当に可愛らしく、でも嫌味のない甘え上手なところが良かった。貧乏神に優しくしたり、あんなお茶碗をもらっちゃうなんて、亜紀子らしい。堺くんの殺陣も何気にカッコよかったし、妻を思う気持ちにほろりとしました。脇を固める役者陣も主役級が勢揃いで、大盤振る舞いです。ちょっとした行き違いでケンカしたり、笑ったり驚いたり、悲しんだり心配したりしながら、日々一緒に暮らす。険悪なムードになっても、また朝が来て、食卓に夫の好物の焼き魚を並べ、それを一緒に食べる。当たり前のように思っている日常が、かけがえのない断片の積み重ねということ。これを観終わってから、もう少し夫を大事にしようと思った自分に、実はちょっと戸惑っている。こんな殊勝な気持ちになったのは、久しぶりのことです。

長年連れ添った仲の良い夫婦の片方が亡くなっても、死神に申請すれば、もう片方が亡くなるまでこの世に滞在して、一緒に居られるという下りには、思わずしんみりしました。昨秋父を亡くした母がこれを観たら、きっと泣くだろうなぁ。派手な喧嘩をよくしていたけれど、仲が良かったから。鎌倉には数回行ったことがあるが、機会があればまた訪れてみたい。私の目に可愛い妖怪たちが見えるかな?


by amore_spacey | 2019-06-11 00:34 | - Japanese film | Comments(0)

地獄でなぜ悪い

突き抜け度 ★★★★☆ (92点)

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【あらすじ】 ヤクザの武藤組組長・武藤大三(國村隼)は、服役中の妻・しずえ(右近)の夢を実現させるため、娘のミツコ(二階堂ふみ)を主演にして、娘に惚れた若者(星野源)を巻き込みながら、映画狂の平田(長谷川博己)とスタッフを迎えて、抗争中の池上組への殴り込みを舞台にした映画を撮ることに決めた。が、ミツコに恋心を抱く池上組の組長・池上純(堤真一)が絡んできたことで、事態は思わぬ方向に進んで行くのだった。(作品の詳細はこちら


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うひゃひゃーーっ!いやはや、凄かった。タイトルが全てを物語っている。ここまでやってくれると、実にあっぱれで爽快。バカバカしくて、恐ろしいばかりに狂っていて、ハイテンションでハチャメチャなのよ、これ。建前とか世間体とか無難な線とか空気読めよ的な、曖昧さが微塵もない。パッカーーンと突き抜けていて、潔いったらない。

劇中劇だってのは分かっているのに、途中から、えっ?ホントに殺しちゃってるんだけど、あれれっ?血の海の中、地獄絵図と化した画面に、「ああ、もう、細かいことなんて、どーでもいい。好き勝手にやっちゃって下さーい!」 今回初めて園子温監督の作品を観て、、、ハマッたみたい。BGMのヘンデルやベートーヴェンの使い方も、鳥肌モノで素晴らしかった。


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実は『小さな巨人』でハセヒロ熱が再燃して、ハセヒロ1人祭りを始めたのですが、このハイテンションな切れっぷりに、また萌えちまった。ラストの歓喜の雄たけび!シャウトしながら、夜の道を走る血まみれのハセヒロって、凄過ぎないか? 『MOZU』のチャオおじさんを観て、「ハセヒロ、切れてる。すごい」と思った自分が恥ずかしい。あんなの序の口(怒!)


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堤真一の変顔~ (⌒▽⌒)アハハ! 


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二階堂ふみの、エロさと落ち着きっぷりが、いい。



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成り行きとはいえ、星野源の巻き込まれ感が可笑しすぎる。こんな人、いるいる。ずっとクソ真面目に生きてきた平凡で大人しい青年が、たまたまその時間そこに居たせいで、人生180度変わる事件に巻き込まれる。それより ♪全力 歯ぎしり レッツゴー!♪ が、頭から離れないのよぉ。


by amore_spacey | 2017-06-17 00:13 | - Japanese film | Comments(2)

俺はまだ本気出してないだけ

私のお気に入り度 ★★★☆☆(60点)

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【あらすじ】 42歳、バツイチの大黒シズオ(堤真一)は、高校生の一人娘・鈴子(橋本愛)、父親の志郎(石橋蓮司)と3人暮らし。「本当の自分を見つける」と勢いで会社を辞めてから1ヵ月経つが、朝から寝転んでゲーム三昧、志郎はそんなシズオに毎日怒鳴り散らしている。ある日、本屋で立ち読みをしていたシズオは突然ひらめき、「俺、マンガ家になるわ」と宣言。根拠のない自信をもとに出版社に持ち込みを続け、担当編集者の村上(濱田岳)に励まされつつ雑誌掲載を目指すが…。


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堤氏の爆発ヘアーのポスターをずっと前に見て、「おぉ、久しぶりに三枚目の彼に会える!」と楽しみにしていたのに、このがっかり感は何なんだ?ものすごく退屈で痛かった。ここはきっと笑う場面なんだろうなぁと思いつつ、全く作品にノレていない自分に苦笑しただけ。頭がガックンとなって、目覚めたのも数知れず。これは本気出して観ても、きっとダメだっただろうな。笑いのツボが違うんだ。父親役の石橋蓮司は役得だったなァ。卓袱台で食事するシーンが多かったもんね。地味ながらきらりと光っていた。

製作国:Japan
初公開年:2013年
監督:福田雄一
原作:青野春秋
キャスト:堤真一, 橋本愛, 生瀬勝久, 山田孝之, 濱田岳, 水野美紀, 石橋蓮司, 蛭子能収 ...


by amore_spacey | 2013-12-24 02:34 | - Japanese film | Comments(2)

宇宙兄弟

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 星空を追い続けていた兄弟─天然パーマの兄・南波六太(小栗旬)とツンツンヘアの弟・日々人(岡田将生)。幼い2人は「2人で一緒に宇宙に行こう」と約束を交わす。時は過ぎて2025年。ヒビトは約束通り宇宙飛行士となり、世界中の注目を集めながら月へ旅立とうとしていた。一方、ムッタは勤めていた自動車会社をクビになり意気消沈。そんなムッタのもとに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から宇宙飛行士選抜試験の書類選考通過を知らせる手紙が届く。


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《一言感想》 ありえない話ではあるけれど、宇宙に思いを馳せる少年たちの気持ちはよく分かるなぁ。月旅行ができたら面白いだろうな。地球の6分の1しかない重力の月面で、ふわふわ飛び跳ねてみたい。脇役でも真剣な堤真一さんがいいわぁ(*^^*)

製作国:Japan
公開年:2012年
主題曲・主題歌:Coldplay ♪ Every Teardrop Is a Waterfall
監督:森義隆
キャスト:小栗旬, 岡田将生, 麻生久美子, 濱田岳, 新井浩文, 益岡徹, 井上芳雄, 塩見三省, 堤真一 ...


by amore_spacey | 2013-04-04 01:08 | - Japanese film | Comments(0)

Hero SP

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 久利生(木村拓哉)は石垣島支部に異動が決まり、東京地検城西支部を去った。あれから5年。久利生は北海道に赴任後、現在は山口県の虹ヶ浦支部にいる。虹ヶ浦という平和な街で11年ぶりに殺人事件が起きた。その容疑者として逮捕されたのが、虹ヶ浦では全幅の信頼を置かれる地元の有力者である滝田(中井貴一)。滝田は自分が殺したという自白をするものの、その動機については一貫して黙秘する。久利生は持ち前の粘り強さで滝田の動機を探るため、時間をかけて捜査を始めるが…。伝説の木村拓哉主演TVドラマ『HERO』の特別編。 


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阿部ちゃん祭りの一環でこれを観たのに、彼の登場がたったの5秒って、そりゃないよ(泣) 東京地検城西支部の面々が、ラストにちらっと。ほんとにちらっと出てくるだけ。何だったんだァ?思いがけず、中井兄貴の素晴らしい演技を堪能できたのは、ラッキーだった。ポップな彼も好きだけど、本領を発揮すると、この人の存在感は本当にすごい。そんな彼にどんどんのめり込んで行く自分が、コワい。自分を押し殺して、とことん地味に裏方に徹した堤さんも素敵。あれが『Always 三丁目の夕日』シリーズの鈴木則文とっつぁんキャラだったら、とっくの昔に切れて大暴れしてたな。無駄な喋りの多いキムタク殴って、退職願を叩きつけてたはず。

製作国:Japan(フジテレビ)
放映日:2006年
演出:澤田鎌作
キャスト:木村拓哉, 松たか子, 大塚寧々, 阿部寛, 小日向文世, 児玉清, 田中要次, 堤真一, 綾瀬はるか, 中井貴一, 石橋蓮司, 手塚里美, 飯島直子 ...


by amore_spacey | 2012-08-15 00:46 | - Japanese film | Comments(0)

Always 三丁目の夕日'64

私のお気に入り度 ★★★☆☆(68点)

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【あらすじ】 昭和39年。三丁目の住民たちは皆、オリンピック開催を楽しみにしていた。鈴木オートの社長・則文(堤真一)も大きなカラーテレビを買い、近所の人を集めて得意顔だ。長男・一平(小清水一揮)のエレキギターには頭が痛いが、従業員の六子(堀北真希)は仕事の腕をめきめきと上げ、一家は順風満帆に見えた。そんな時、六子に思いを寄せる男性が現れた。六子が火傷で治療を受けた病院の医師・菊池だ。しかし菊池には悪い噂があった…。


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いつも孤独で気だるそうな雰囲気を漂わせている堤さんが、Alwaysシリーズでは別人のような弾けっぷりっ☆ 「本当のオレは、そうじゃねぇんだぁ!!!」なオーラを全身から放って、昭和のおとっつぁん・鈴木則文を熱く演じてくれる。こんな元気な堤さんに会えて、嬉しい(*^^*) 喧嘩っ早くて、言葉より先に鉄拳が出る瞬間湯沸かし器。後先考えずに、玄関先の路地に飛び出ちゃう。髪の毛逆立てて、両目を見開いて吠えまくる。オレ様な堤さんって、若い頃の父そっくり、クスッ。


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ところで、吉岡秀隆が苦手です。髪型、まなざし、メガネ、仕草、声、口調、彼の立ち居振る舞い…全てがもうダメダメ。生理的に受け付けない。鳥肌が立っちゃう。今回彼の登場回数や登場時間がやけに長かったような気がするんです。もっと堤さんを出して欲しかったな。

製作国:Japan
公開年:2012年
監督:山崎貴
キャスト:堤真一, 薬師丸ひろ子, 吉岡秀隆, 小雪, 堀北真希, 三浦友和, もたいまさこ ...


by amore_spacey | 2012-08-13 00:00 | - Japanese film | Comments(2)

プリンセス・トヨトミ

私のお気に入り度 ★★★☆☆(60点)

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【あらすじ】 会計検査院の調査官、松平元(堤真一)・鳥居忠子(綾瀬はるか)・旭ゲーンズブール(岡田将生)の3人は、実地検査のため大阪にやってきた。チームリーダーの松平は、調査に入った謎の財団法人OJO(大阪城址整備機構)に、奇妙な違和感を覚える。質問をぶつけても、のらりくらりと説明をかわす職員に、不信感は増すばかり。調査を進めるうちに松平は、400年もの間大阪が守ってきた“秘密”を知る。一方、空堀中学校に通う大輔(森永悠希)と茶子(沢木ルカ)は幼馴染。長い間女の子になりたいと思っていた大輔は、セーラー服姿で登校することを夢に見て、実行に移す。しかし、彼を待っていたのは壮絶ないじめであった。


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初めてこの作品を観たときには、後半で睡魔に襲われ、撃沈。数ヶ月あいだをおいて再びトライ。今回もまた同じところで睡魔に襲われたけれど、「今度こそ!」と腿をつねりながら(笑)最後まで頑張って観た。その前に原作を読み始めたものの、こちらは半分も読まないうちに放棄。とことんこの手の作品は、私はダメなんだということがよく分かった。だいたい、このカタカナのタイトルからして、気に入らない。


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エレベーターに乗り込んでくる大阪のおばちゃんたちや、ソフトクリームやアイスキャンディーをおいしそうに舐める気だるそうな堤さんや、お好み焼きのキャベツを黙々と刻む中井貴一の姿や、岡田将生くんのあひるの唇が、妙に印象に残っている、くらいか?堤さん&中井貴一氏という素晴らしいキャストを起用したのに、何だかとても残念な仕上がり。観終わったあと、たこ焼き・お好み焼き・串カツが食べたくなった。

製作国:Japan
初公開年:2011年
監督:鈴木雅之
原作:万城目学
キャスト:堤真一, 綾瀬はるか, 岡田将生, 和久井映見, 中井貴一, 沢木ルカ, 森永悠希, 笹野高史, 玉木宏, 平田満, 菊池桃子, 江守徹 ...


by amore_spacey | 2012-08-06 00:36 | - Japanese film | Comments(0)

SP 野望篇&革命篇

私のお気に入り度 ★★★☆☆(62点)

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【あらすじ】
《野望篇》 尾形(堤真一)率いる警視庁警護課第4係のメンバーは、ある日六本木ヒルズのイベント会場で警護に当たっていた。そんな中これから起こりうる惨劇を特殊な能力“シンクロ(同調)”で感じ取った井上(岡田准一)は、傘を持ったスーツ姿の男をマークするよう仲間に知らせる。だが笹本(真木よう子)が声をかけた途端、その男は逃走。井上らは都内のど真ん中で壮絶な追跡を繰り広げ、ようやく地下鉄の構内で男を確保する。しかしこの騒動をマスコミに大きく報じられたことから、井上は「SPとして適切な職務執行の域を超えるな」と警護課長からクギを刺されてしまう。

《革命篇》 テロリストとの死闘から二ヶ月。負傷から回復した警視庁警護課第4係のメンバーは、要人警護の通常任務に戻っていた。それぞれの警護対象者の車に乗り込んだ彼らは、麻田(山本圭)内閣不信任案の採決が行われる国会議事堂に集まる。国会議員たちが次々と衆議院棟・本会議場に着席していく中、来るべき事態をかすかに感知しはじめる井上。そして麻田内閣の行く末をマスコミが注視する中、いよいよ本会議がスタートする。だがその一方で、衆議院議員会館に人知れずテロリスト集団が到着していた。


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香川照之&堤真一2氏の競演が楽しみだったのに、ちょっと、これはひどすぎるでしょう?後半を早送りで観たとはいえ、大量の時間を無駄にしてしまった(-"-) オファーが来たとき、2人とも「こりゃひどいな」と思ったはず。しかし役者の世界も不況の嵐が吹き荒れているのか?「少しでもギャラが貰えればいいノダっ!」なノリで、両者ともOKを出したのかも。実情を知りたい。それくらい駄作。

でも嫌ァな政治家を演じる香川氏は、めっちゃハマリ役(^^) 腹黒くて下心ありありな三白眼や不敵な笑いに、ぞくぞくする。これぞ、香川ワールド!堤氏だって負けちゃいないぞ。世捨て人的な気だるい表情の堤氏、あれって地そのまんま?出世欲ゼロで、いつも孤高の人。そこがいいんだけど(*^^*) 真木よう子が男前でかっこいい。お茶を配ってくれるまん丸なお姉さんも、インパクト強し(爆) ところで野望篇のエンドロールで、露口茂・平田満・大場久美子の名前を見かけたんだけど、一体どこにいたの?

製作国:Japan
公開年:2010年(野望篇)・2011年(革命篇)
監督:波多野貴文
脚本:金城一紀
キャスト:岡田准一, 真木よう子, 松尾諭, 神尾佑, 野間口徹, 香川照之, 堤真一, 山本圭 ...


by amore_spacey | 2011-12-14 03:52 | - Japanese film | Comments(0)

ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 戦後の東京。才能がありながら放蕩三昧を続ける小説家・大谷穣治(浅野忠信)と、そんな彼を健気に支えて暮らす妻の佐知(松たか子)。貧しさを忍びつつ幼い息子を育てていたが、これまでに夫が踏み倒した酒代を肩代わりするため、椿屋という飲み屋で働き始める。佐知は水を得た魚のように生き生きと店の中を飛び回り、若く美しい彼女を目当てに通う客で椿屋は繁盛する。そんな妻の姿を目にした大谷は、いつか自分は寝取られ男になるだろうと呟くのだった。


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浅野忠信=皇太子、の図が私の頭の中にこびりついているので、逆立ちしても太宰に見えない。浅野忠信はこじんまりとまとまりすぎて、放蕩三昧を続ける作家の雰囲気がまったく感じられないのだ。作品を通して使われる中途半端な昭和的?言葉遣いも気になる。あっさりしすぎて感動も突っ込みもない。強いて言えば、久々に嫌味な男を演じた堤真一がよかったかな。浅野忠信と松たか子が2人横に並んでさくらんぼを食べながら、種を吹き飛ばすラストシーン、あれも微笑ましい。さくらんぼの季節が来るたびに思い出しそう(^^)

製作国:Japan
初公開年:2009年
監督:根岸吉太郎
フードスタイリスト:飯島奈美
キャスト:松たか子, 浅野忠信, 室井滋, 伊武雅刀, 新井浩文, 広末涼子, 妻夫木聡, 堤真一 ...


by amore_spacey | 2011-07-15 00:38 | - Japanese film | Comments(0)

孤高のメス

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 大学病院に依存しきった市民病院・さざなみ病院に、外科医の当麻が赴任してきた。患者のことを第一に考え、オペも鮮やかな手際で対応する当麻(堤真一)。そんな彼に第一外科医長の野本(生瀬勝久)らは反発するが、その一方で看護師の浪子(夏川結衣)たちは仕事へのやる気を取り戻していく。そんな中、市民病院の強化に努める市長(柄本明)が末期の肝硬変で倒れてしまう。彼を救う手段は法で認められていない脳死肝移植のみ。そこで当麻が下した決断は……。


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堤真一、かっこよぎ&孤高すぎ(^^)v いや、これはこれでいいんだけど。今まで観た作品は冴えない役が多かっただけに、今回も最悪などんでん返しがあるかも?とドキドキしながら見守っていたら、最後の最後までかっこよかった&孤高だった!こんな医師が現実に1人でもいたなら、日本の医療もまだまだ捨てたもんじゃないな。

夏川結衣が演じた看護婦もよかった。堤真一扮する当麻医師は現実離れしていたけれど、この看護婦は医療現場の裏方に徹して、日々黙々と仕事をする。日記を通して彼女の私生活も描かれる。小さな子どもを抱えたシングルマザー。地に足のついた1人の女性の姿が見えてくる。当麻医師の登場で外科手術に積極的に取り組むようになり、彼への尊敬とも淡い恋愛感情ともつかぬ気持ちの間で揺れる浪子。そして問題の脳死肝移植の是非。医療のタブーに切り込む作品でありながら、温かく優しい空気を感じるのは、浪子が残した日記が語るという形でストーリーが展開するからだろう。最後はちょっと端折りすぎだけどね。

製作国:Japan
初公開年:2010年
監督:成島出
原作:大鐘稔彦
キャスト:堤真一, 夏川結衣, 吉沢悠, 生瀬勝久, 中越典子, 平田満, 松重豊, 余貴美子, 柄本明 ...


by amore_spacey | 2011-05-02 02:30 | - Japanese film | Comments(2)