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パディントン2 (Paddington 2)

私のHugh様お気に入り度 ★★★★☆ (85点)

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【あらすじ】 Brown家の一員として、幸せに生活しているクマのPaddinton。もうすぐ100歳になるLucyおばさんへの誕生日プレゼントを探していた彼は、骨董品屋ですてきな絵本を見つける。絵本代を稼ごうと窓ふきのアルバイトを始めるが、洗剤を頭からかぶるなど失敗しては騒動を起こす。そんな中、絵本が盗まれ、一家と共に絵本の行方を追うが、いつしかPaddintonは濡れ衣を着せられ、刑務所へ収監されてしまう。(作品の詳細はこちら


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お子様向け(または安心して鑑賞できるファミリー向け)の映画と思っていたので、前作は観ていないし、この作品も普段なら完全にスル―。ところが、「Hugh Grantがすごい」という話をうっかり耳にしたばっかりに、彼を観たいスイッチが入ってしまったのです。

Hugh扮するPhoenix Buchananは、過去の栄光にすがって生きる落ち目の俳優という役どころで、Hughお得意の自虐的なネタが満載。様々な役を演じながら、Paddintonたちを罠に陥れていく悪役なんだけど、お次は一体どんな被り物で登場?と、彼が出てくるたびにワクワク。本人もノリノリで、楽しんでいるのが分かる。心底悪いヤツになり切れず、そのせいか?いつも詰めが甘くて、計画は失敗に終わる、ちょっと間抜けな悪人。コミカルな悪人ですかね。笑いをとることに優れたHughならではの、面白味がありました。

最大のサプライズは、ラストのミュージカルでした。歌って踊れるHughに、文字通り、エエーッ?ってな感じで驚きを隠せなかった。リズミカル且つしなやかな動きで、歌も踊りもうまい。若さや過去の栄光にいつまでもしがみつかず、自分の持ち味を生かしつつ、上手に脱皮して新境地を開いている。生き生きと楽しく歌って踊るHughを観ていたら、幸せな気持ちに満たされました。彼はシニカルだけど可愛げがあって、さりげなく人の心を掴んで離さない。


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と、Hughを熱く語ってしまいましたが、この作品の主人公はクマのPaddinton。ドジだけど善意の塊で、彼が行く先々で物事が丸くおさまるという、不思議な現象が起きる。Paddintonの無実を晴らそうと奔走するBrown家の様子が、突っ込み所満載で愉快。『ダウントン・アビー』のGrantham伯爵が、就寝前の顔マッサージとか、真っ青なフェイスパックとか、2つの列車に挟まれて180度足の開脚とか、とても庶民的でコミカルなおじさんもピッタリだ。


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余談ですが、Curry 氏を演じるPeter Capaldiを見た瞬間、「えっ?前フェラーリ会長Luca Montezemoloが、カメオ出演?」なんてあり得ないが、それにしても、よく似ている。


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by amore_spacey | 2018-07-15 02:06 | - Other film | Comments(0)

A Very English Scandal 全3話

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

ネタバレあり!

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【あらすじ】 英国自由党の若き党首Jeremy Thorpe(Hugh Grant)は、元恋人Norman Scott(Ben Whishaw)に同性愛者であることを公表すると脅されたため、殺し屋(Blake Harrison)を雇ってScottの殺害を計画。殺害は未遂に終わり、Jeremyは1979年に殺人共謀及び扇動の罪に問われたが、無罪となった。しかしこのスキャンダルにより、政治家としてのキャリアは絶たれた。まだ同性愛が合法化されていなかった1960年代に、実在したゲイの政治家のスキャンダルを描く。John Prestonの同名小説をドラマ化。(作品の詳細はこちら


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「ちょっと、奥さん!聞いて下さいよ。あれはね、英国史上最大のスキャンダルだったんですよ」と言わんばかりの、とても分かりやすいタイトルです。この事件の関係者である元恋人や殺し屋は存命。しかも今回のドラマ制作を機に、一時は再審の可能性まであった。色々と引きずっている事件ですが、そんなことより私は、ラブラブのHugh GrantとBen Whishawをみたいという、超下世話な理由で観ました。

主役から脇役にいたるまで、キャスティングがとにかく素晴らしい。Jeremyを演じたHughが、それは感じ悪くて物凄く嫌なヤツなのだ。でも笑うと顔中シワだらけでクチャクチャになるHughは、愛嬌があってどこか憎めないキャラ。アンチ・エイジングに拘らず、あるがままでいるのも好きだし、年齢にあわせて彼の持ち味をうまくシフトしているのは、さすがだなと思う。

政治家の元恋人Norman Scottを演じるBen Whishawも、ファンの期待を裏切らない。思い込んだら一筋で、果てしなくイッちゃってる感や、やや大袈裟に演じる神経症的な言動も、真実味があって生々しい。ゲイをカミングアウトしてからのBenは、以前より自由奔放で演技の幅が広がってきたかな。純粋で可愛いんだけど、地雷を踏むと、血を見るかも?飼い犬に手を噛まれるような。


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HughとBenというカップルに、今一つピンと来なかったが、あんな濃厚なシーンを観てしまうと、2人の演技の上手さはともかく、彼らはひょっとして私生活でも?なんて勘繰ってしまう。それほど強烈で迫真の演技だった。HughはBenを少女のように扱い、唇や舌を、Benの上半身や首筋に這わせる。上半身を起こした2人は、そっと、しかし、ねっとりした甘いキスを交わす。

こんなに濃密な時間を過ごしたのに、政治家としてのキャリアのほうが何倍も大事なHughは、さっさと妻(彼女は人間の出来た人で、何が起きようがドッシリと構え、彼女がいなかったら彼の人生はどうなっていたことやら)を娶り、それと同時に掌を返したようにBenを突っぱねていく。ひと時のなぐさみに弄び、用が済んだらポイ。


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スキャンダルを恐れたHughは、Benを消すために殺し屋を雇う。これまた物騒なことになってきました。が、このドラマはシリアスな事件を取り扱いながらも、基本的には辛口コメディなので、笑い所も満載だ。この殺し屋(Blake Harrison)というのが、あり得ないほど使えないヤツで、殺し屋のDNAなんか微塵もありゃしない。完全に人選を誤った。あのとき元恋人が殺し屋に消されていたら、事件の様相はどうなっていたんだろう?それはともかく、Benを匿ってくれたパブの肝っ玉ばあちゃんの、溢れるような義理人情や、少々お節介なんだけど、Benをひたすら思う優しさが、今まで愛情に恵まれなかった彼に届いているといいなと思う。


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by amore_spacey | 2018-06-16 01:45 | - TV series | Comments(4)

日の名残り (The Remains of the Day)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (82点)

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【あらすじ】 1950年代のイギリス、Oxfordshire。アメリカ人の富豪Jack Lewis(Christopher Reeve)に仕える老執事James Stevens(Anthony Hopkins)は、人手不足に悩んでいた。そこでかつてこの屋敷の主(あるじ)だったDarlington卿(James Fox)の下で、共に働いた有能な女中頭Kenton(Emma Thompson)から手紙を受け取った彼は、彼女に職場復帰を促すため休暇を得て旅に出る。第一次世界大戦と第二次世界大戦の狭間で、淡い恋に揺れ動く執事の哀切を描く。カズオ・イシグロの同名小説を映画化。(作品の詳細はこちら


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人生の黄昏時に差し掛かったStevensが回想するのは、Darlington卿に仕えた日々や老いた父親の面影、去り行く時代への懐旧の情や戦争による価値観の転換、そしてKentonとの淡い心の交流。「自分が人生を賭けて大事にしてきたものは、本当に意味があったのだろうか?」と、彼は自問する。執事という仕事に誇りを持ち、天職と信じて疑わなかったStevensの仕事ぶりには、清々しさや神々しいまでの崇高さが漂う。これぞ英国の伝統と思わせる、毅然たる態度や気品ある佇まいに、男の色気やダンディズムを感じました。しかし彼には悔やみ切れない思いが、いつまでも心にわだかまっている。


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屋敷の雑事を取り仕切る上で、執事と女中頭は互いに信頼と緊張を併せ持ちながらも、日々の暮らしの中で好意以上のものが生まれるのは、ごく自然の成り行きでありましょう。しかしStevensは恋愛に関してはひどく奥手で、Kentonを口説くどころか、好意を示す術(すべ)すら知らず、最初の1歩が踏み出せない。とても切なく胸が苦しくなります。安っぽい恋愛小説に、ささやかな心の慰めを得ていたStevens。それをKentonに見つかった時の狼狽ぶりと言ったら、ポルノ雑誌を隠れて見ていた男の子が、母親に見つかったような慌てぶり。仕事中のStevensとは全く別人の、人間味溢れるリアクションに、思わず頬が緩んでしまう。あのシーンのAnthony Hopkinsに、胸きゅんきゅん!萌えました。まさかLecter博士が、いじられキャラになるなんて…。わたし、Anthonyに惚れちまったかも。


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自問自答しながら、Stevensは自分が歩んできた道を真摯に受け止め、過去から身をそっと振りほどき、1人の執事として生きていくことを選ぶ。この潔さに、心が震えました。伝えられなかったKentonへの愛情は色褪せることなく、彼の胸の中で生き続ける。Dartington Hallが最も輝いていた時代に、人生のある部分をKentonと共有できた。それで十分ではないか。

ただ、別れのラストシーンが、あまりにも残念すぎました。土砂降りの雨の中って、あれはないわぁ。手抜きのやっつけ仕事にもほどがある。それまで作品を包んでいた良い雰囲気が、台無し。

 
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by amore_spacey | 2018-05-06 01:27 | - Other film | Comments(0)

ノッティングヒルの恋人 (Notting Hill)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (90点)

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【あらすじ】 バツイチの冴えない男William(Hugh Grant) は、ロンドン西部のノッティング・ヒルで旅行書専門の書店を営んでいる。大して儲かっていないその店に、ある日どこかで見たような女性が訪れた。それはハリウッド・スターAnna(Julia Roberts)だった。本を買った彼女は微笑んで店を去るが、そのすぐ後に飲み物を買いに出たWilliamと街角で衝突、Annaの服がオレンジジュースで汚れてしまった。うろたえたWilliamは自分のアパートに連れて行き、服を乾かす。不器用ながらも誠実な彼に、Annaは好意を寄せた。(作品の詳細はこちら


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ハリウッドの大スターと小さな本屋の店員のラブストーリー?いやいや、んなわけないだろうと突っ込みながらも、コミカルな会話に引き込まれて、「そんなことがホントにあったら、いいなぁ」と思わせてくれる、現代版おとぎ話。主題歌のShe(←音が出ます)が、これまた泣かせる。『ブリジッド・ジョーンズの日記』(2001)や『ラヴ・アクチュアリー』(2003)の元祖とも言える上質のラブコメで、何度観ても楽しめる作品だ。


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Hugh Grantの全盛期がちょうどラブコメブームと重なって、あのころ彼はラブコメの帝王でしたね(遠い目)。タレ目でちょっとはにかんだ表情が、憎めなくて可愛い。超イケメンじゃないけど、トータルでイイ感じ。彼にウソつかれても、意地悪されても、結局は許せてしまう。得なキャラの持ち主です。そんな彼の同居人Spike(Rhys Ifans)が、エキセントリックで強烈なインパクトがあって、ボケキャラの脇役なのに、アンタ、目立ち過ぎやろ(爆)


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Williamのお見合いシーンや、妹Honey(Emma Chambers)のバースデーパーティーのシーンは、色々な意味で忘れられない。フルータリアン(熟して木から自然に落ちた果実や種のみを食する人)という言葉を、この作品で初めて知った。パーティーの席では、大女優を前にして舞い上がるHoneyとKYなこの方のリアクションが、あまりにもかけ離れていて、人それぞれだなぁと。

人物描写が丁寧で、Williamを取り囲む人々の関係がとてもいいし、それぞれが良い意味でアクが強く、観ていて底抜けに楽しいのだ。ハッピーエンドに向かうときの躍動感や爽快感が心地よく、「William!頑張れ~!」と、思わず応援したくなる。ラストシーンの公園の2人も、ほーんとに良い雰囲気。素敵な余韻を残してくれる。


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Williamの本屋で働く(同僚?アシスタント?)兄ちゃん、チョイ役なんだけど、勘違い振りがお茶目。あんなタイプ、現実にもいる、いる。


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by amore_spacey | 2017-12-22 01:43 | - Other film | Comments(3)

レッド・ノーズ・デー・アクチュアリー (Red Nose Day Actually)

ネタばれあり!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (90点)

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【あらすじ】 『ラブ・アクチュアリー』(2003年)に登場する人々の、14年後を描いた。(作品の詳細はこちら


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今年のレッド・ノーズ・デー(1985年から始まったチャリティー・イヴェントで、奇数年の3月に開催)のプログラムの中で、とりわけ注目されたのが、このショート・フィルムだった。イヴェント設立者の1人で、脚本家&監督のRichard Curtisが、彼の監督作品でもある『ラブ・アクチュアリー』の続編を作ってくれたんですから、ラヴ・アクが大好きな私としては、そりゃもう、テンションが上がるってもんです。

彼らのその後も気になるが、何よりも、あの素晴らしいキャストが、また私たちのところに帰ってきてくれた!それだけで、と~っても幸せ。某モデルのカメオ出演も、嬉しいサプライズだった。10分足らずの作品ですが、まるで同窓会に出たような懐かしさを覚え、うるうる。ああ、またラブ・アクを見直したくなってきたァ。


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Alan Rickmanと熟年夫婦を演じたEmma Thompsonは、出演を辞退した。「Alan Rickmanの死がまだあまりにも記憶に新しく、出演する気持ちになれない」と。同じような気持ちのRichard Curtis監督も、彼らの14年後をどう描いたらよいのか、良いアイデアが浮ばなかったという(涙)


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その代わりと言ってはなんですが、5月に追加された米国ヴァージョンには、Laura LinneyとPatrick Dempsey(ニューエントリー)のシーンが、追加されている。因みに去年のショートフィルムは、『ゲーム・オブ・スローンズ ミュージカル』でした。


 
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by amore_spacey | 2017-05-28 23:37 | - Other film | Comments(0)

マダム・フローレンス!夢見るふたり (Florence Foster Jenkins) 

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 Florence Foster Jenkins(Meryl Streep)はニューヨーク社交界のトップとして華やかな毎日を送る一方、ソプラノ歌手を目指して活動しているが、その歌唱力は音痴というしかない絶望的なレベルだった。夫St Clair Bayfield(Hugh Grant)は、マスコミを買収したり、理解者だけを集めた小規模なリサイタルを開いたりと、病を抱えながらも夢を追う彼女を支えていた。そんな中Florenceが、カーネギーホールで歌いたいと言い始める。実話をもとに映画化。(作品の詳細はこちら


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予告編を観た時には、「音痴を自覚していない金持ちマダムの道楽?」で、スルーするつもりだったのに、Hugh Grantが気になって観てしまった。いやぁ、観てよかった。正解でした。冒頭からFlorenceが超音痴な声で歌うシーンに、なぁんだ、やっぱりドタバタコメディだったのかと脱力するやら、夫のSt ClairがFlorenceの邸宅から出て、タクシーで別の家に行くとKathleen(Rebecca Ferguson)という若い愛人がいるという展開に、「ぇえーーーっ、二股かけてる?(◎∇◎)」 状況が良く飲み込めず、これってHughお得意のパターン?彼って未だに90年代のラブコメ路線を引きずっているのかしらと、目眩がするやら…。

それは私の早合点で、事実婚の関係にあった2人は、音楽を通した人間愛によって固く結ばれていたのでした。最初の結婚で夫から移された梅毒は、当時不治の病とされ、Florenceは死に怯えなら生きてきた。治療の副作用で体力を失い、左手も不自由になってピアニストの夢を断念せざるを得なかった。そんな彼女を支えていたのは、幼い頃から愛してやまなかった音楽だった。音楽は彼女に生きる力を与えてくれたのだ。

さて夫のSt Clairはというと、妻が梅毒に罹っているため肉体関係が持てない。だから?妻に内緒で外に愛人をもつのだが、そういった事情であれば仕方がないのかも。ただどうして妻にあそこまで献身的だったのか、初めは不思議で仕方がなかった。遺産目当て?なんて邪推してしまうが、もう見た通りSt Clairは妻のことを心の底から愛していたのだ。

歌っている時の幸せに満ちた彼女の表情を見るのが大好きで、それがそのまま自分の幸せになった。世間知らずなところもあるが、無邪気で純真無垢な妻が、可愛くて愛しくて仕方がなかった。カーネギーホールで歌いたいという妻の夢も叶えてやりたい。Florenceには人をひきつける不思議な魅力があり、守ってやらねばという気持ちになる。だから彼女の歌声をバカにする奴らを見たとき、思わず頭に血が上り、詰め寄って食ってかかる。あのシーンはグッときました。夫を演じたHugh様ですが、56歳という年齢相応にしわが増え、笑うと顔中しわくちゃになっちゃうんだけど、いい感じに歳を取ったなぁと思います。相変わらず軽薄な雰囲気も残っていて、若い頃より断然好感度が高い。


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脇役たちも、芸達者が揃っていた。特にピアノ伴奏者Cosméを演じたSimon Helbergったら、もうお茶目で愛嬌たっぷりで、いちいち目が離せなかった。彼のボケや突っ込みが、そのまま私たち観客の目線で、「へっ?」とか「それ、マジっすか?」な表情や、その場の空気が読めず目が泳いでしまったりする、世間擦れしていないぎこちなさが、もうバカ受けでした。


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初めてFlorenceの声を聴き、あまりの酷さに堪(こら)え切れず爆笑するNina(Agnes Stark)。外に連れ出されたあとも床で笑い転げていたが(そこまで笑う?)、カーネギーホールでは嘲笑する兵士たちを叱責してFlorenceを励ますという、心温まるエピソードを残している。誰もが認める音痴だが、人の心をつかむ魅力的なFlorenceの歌声が、戦時下の人々にひとときの夢をもたらしてくれたに違いない。


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by amore_spacey | 2017-02-03 00:36 | - Other film | Comments(4)

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 (Bridget Jones's Baby)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (72点)

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【あらすじ】 恋に仕事に奮闘するBridget(Renée Zellweger)もアラフォーとなり、テレビ局のやり手プロデューサーとして活躍していた。愛した男Daniel(Hugh Grant)は事故で他界し、いまだに独身の彼女の前に、IT企業のイケメン社長Jack(Patrick Dempsey)が現れる。彼との恋が進展していく一方、ほかの女性と結婚したかつての恋人Mark(Colin Firth)とも再会し、2人の男性の間で揺れ動くBridgetだった。そんな彼女にコウノトリが子どもを運んできたが、いったい父親は誰なのか?前作から12年ぶりの『ブリジット・ジョーンズ』シリーズ第3弾。((作品の詳細はこちら


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Bridgetのドタバタぶりは健在。自虐ネタが多いんだけど、落ち込む方向には行かず、笑い飛ばしてしまうポジティブな彼女が微笑ましく、元気が出る。笑いのツボやパターンは同じだが、常連のMarkや3人の悪友やパパ&ママそしてゲイの2人など、懐かしい顔ぶれが揃い、古巣に戻った安心感がある。

Hugh Grantの代打にPatrick Dempseyが出ると聞いた時は、「う~む、大丈夫かな?」と思ったが、彼ってコミカルで面白い。Versace08のクールな彼や、『グレイズ・アナトミー』(シーズン9で観るのをやめた)の真面目なDerek先生もよかったが、お茶目な3枚目がこなれていて、堅物なMarkをおちょくったり、子どもたちと遊んだりするシーンなんて、全く違和感がなく地のままって感じですもんね。


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しかし、やはり、年齢には勝てませぬ。第1作から15年も経ってるからなぁ。特に大スクリーンでは、キャストの老化は隠しようがなく、かなり厳しいものがあった。しかもHugh Grantのような辛口キャラクターが不在で、みーんなBridgetに優しい。それが物足りないというか、ぬるま湯に浸かっているような…というか。

刺激は少なかった代わりに、芸達者な脇役たちのお陰で、まぁそこそこ楽しめた。今回脚本にも携わったEmma Thompsonが、登場回数は少ない中で、ピリッと辛口のジョークを何発か決めてくれたし、Bridgetのエキセントリックな女上司やイタリアンレストランのウェイターが、コミカルな演技で花を添えてくれた。やはり『ブリジッド・ジョーンズの日記』第1弾が、一番良かった。それにしても、日本語タイトルは長いな。


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by amore_spacey | 2016-10-14 01:56 | - Other film | Comments(0)

The Man from U.N.C.L.E. (コードネーム U.N.C.L.E.)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 東西冷戦下の1960年代前半。謎の国際犯罪組織が、核兵器と技術の拡散によって世界を滅ぼそうとしていた。彼らの陰謀を阻止するべく手を組んだCIA工作員Napoleon Solo(Henry Cavill)とKGB工作員Illya Kuryakin(Armie Hammer)は、組織に潜入する鍵を握るドイツ人科学者の娘Gaby(Alicia Vikander)を守りながら、行方をくらませた科学者を探し出すため奔走する。1960年代に人気を博したテレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を映画化したスパイ・サスペンス。(作品の詳細はこちら


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突込み所満載で、コミカルなスパイ・サスペンス。CIA工作員とKGB工作員が手を組む、という設定からして、既にあり得ないが、お洒落でスタイリッシュでカッコいいGuy Ritchieワールドが好きな人には、たまらない作品かもしれない。60年代後半に流行ったファッションやレトロなバイク・車が次々に登場して、目を楽しませてくれる。

それにしても、カヴィちゃん(=Henry Cavill)。スーツやピストルはとても似合うのに、演技が???カッコいいだけの人で終わって欲しくないな。そして彼の相棒とのボケとツッコミは、2人の間の取り方やちょっとした表情や仕草がどうも不自然で、笑いの効果が半減して残念。


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ローマの風景はいつ見てもいい。太陽の光がふりそそぐ旧市街を一望できるテラスで、アペリティーボを飲みながら歓談するチャンスに恵まれたら、素敵・素敵!最高に幸せだなぁ。


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この作品を観たのは、Hugh Grantが出ているから。コレに尽きる。しばらく観ないうちに、口横のシワが増え(でもこれは彼のチャームポイントね)貫禄も出てきたが、コメディ路線にしがみつくことなく、自然体で年齢相応の立ち居振る舞いの彼に、何だからほっとした。リフティングとかアンチエイジングに走って、痛いことになってたらどうしよう?なんて、勝手に心配していたのだ。彼独特の自嘲気味の笑いや台詞まわしが健在で、これがたまらなくいい。ところで、Beckhamがカメオ出演していたんだけど、見つけられなかった。パーティー・シーンに紛れていたのかしら?


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by amore_spacey | 2015-09-17 01:11 | - Other film | Comments(0)

Love Actually (ラブ・アクチュアリー)

私のお気に入り度 ★★★★☆(96点)

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12月のロンドンを舞台に19人の登場人物が少しずつ重なり合って繰り広げる9つのラブ・ストーリー。秘書(Martine MacCutcheon)に恋をした英国首相(Hugh Grant)のエピソードを軸に、新曲のクリスマスソングに起死回生を賭ける元ロックスター(Bill Nighy)とマネージャー(Gregor Fisher)、初恋に悩む義理の息子(Thomas Sangster)と父親(Liam Neeson)、夫(Alan Rickman)と秘書(Heike Makatsch)との浮気に気付き悶々とした日々を過ごす熟年の主婦(Emma Thompson)、ポルトガル人のメイド(Lúcia Moniz)と恋に落ちる小説家(Colin Firth)、同僚(Rodrigo Santoro)に恋心を抱きながら心の病を抱えた兄(Michael Fitzgerald)に献身する女性(Laura Linney)、親友(Chiwetel Ejiofor)の恋人(Keira Knightley)に思いをよせる新進画家(Andrew Lincoln)、モテたいがためにアメリカに飛び立つ青年(Kris Marshall)、そしてデパートのジュエリー売り場の店員(Rowan Atkinson)、それぞれのドラマがイブの夜に向ってゆっくり動き始める。



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クリスマス・シーズンのラブコメといったら、コレですよ、コレ!現実にはありえないエピソードもありながら、何度見てもほのぼのとした気持ちに包まれます。クスッと笑えるシーンやら人生ままならないなと胸がきゅっと締め付けられるシーン、初恋を実らせるんだよ、頑張れ~♪と応援したくなるシーンなど、多数のキャスト&エピソードを盛り込んでいるにも拘らず、中弛みのない素敵なラブコメ。

どのエピソードも心に残っていますが、クリスマスの夜聖歌隊を装って訪ねてきた夫の友人から、思いがけなく愛を告白されるシーンは感動的。結婚式のビデオに自分ばかりが写っている、それに気付くあの瞬間に涙ほろり。Alan Rickman扮する熟年おじさんの戸惑いぶりにクスッ。相変わらずRowan Atkinsonのキャラには笑えました。

製作国:U.K., U.S.A.
初公開年:2003年
監督:Richard Curtis
キャスト:Bill Nighy, Alan Rickman, Liam Neeson, Colin Firth, Hugh Grant, Rowan Atkinson, Chiwetel Ejiofor, Andrew Lincoln, Kris Marshall, Emma Thompson, Laura Linney, Keira Knightley, Martine MacCutcheon, Claudia Schiffer ...


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by amore_spacey | 2009-12-23 00:54 | - Other film | Comments(2)

Il diario di Bridget Jones (ブリジット・ジョーンズの日記)

私のお気に入り度 ★★★★☆(94点)

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ロンドン。出版社に勤める32歳の独身女性Bridget(Renée Zellweger)は、ダイエットと恋愛が目下の関心事。そんな彼女が出版記念パーティーの夜、セクシーな上司Daniel(Hugh Grant)に急接近。しかし彼はとんだ浮気男で、その浮気相手であるアメリカ人の同僚と婚約してしまった。傷心のBridgetは会社をやめ、リポーターに転職する。やがて友人夫妻に呼ばれた夕食会で、Bridgetは以前紹介されたバツイチの弁護士Mark(Colin Firth)に再会。彼は恋人連れだったが、Bridgetに好意を示した。そしてBridgetの33歳の誕生日の夜、彼女の家に祝いに来てくれたMarkといいムードになるのだが…。



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映画館で観てDVDでも繰り返し観ている大好きな作品。Xmasシーズンになるとつい観たくなっちゃうんだな。2004年に公開された続編もそれなりに楽しいが、いやぁ、この作品はインパクトが強かった。Renéeが役作りのために増量したり、そんな女の子が2人のいい男に挟まれたり。コミカルに話が進んでいくのですね。

Colin Firth扮するMark Darcyは、『高慢と偏見』のFitzwilliam Darcyが下地にあったとは聞いていたけれど、『高慢…』を観た後この作品を観直してみると、気難しさと誇り高さから鼻持ちならない男と誤解されがちなキャラに深く頷いて笑えました。でも中身は非常にナイーブで誠実な人だから、そこに女性が気づけばハッピーエンドになるんですね。現実の生活では必ずしもそうではなくて、要領のいいヤツがおいしいところをかっさらって行くケースが多かったりしますが。 『高慢…』のBennet夫人もけたたましかったけれど、Bridgetのママも負けちゃいません。トナカイ模様のセーターや雪だるま模様のネクタイを息子に着せちゃうDarcyのママのセンスも凄い(爆) それに比べると2人のパパはゆったりマイペース♪ これって世界共通ですかね?あ、わがやもそうだな(汗)



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このときのHugh Grant、嫌な上司役なんだけどイケてるんだなぁ。Bridgetの恋を応援する3人の友だちがいいね。DarcyとDanielが殴り合いの喧嘩を始めると、友人の1人が「喧嘩だ!」「本物の喧嘩だぜ!」って触れ回るとこなんて、野次馬根性丸出し!サントラの選曲も素晴らしい。とくにHave You Met Miss Jones? (Robbie Williams 音が出ます★)とAll By Myself (Jamie O'Neal 音★)とIt's raining men (Geri Halliwell 音★)の3曲が好き。3曲目はノリノリ元気が出て最高~♪^^ 

製作国:U.S.A.
初公開年:2001年
監督:Sharon Maguire
キャスト:Renée Zellweger, Colin Firth, Hugh Grant, Jim Broadbent, Gemma Jones, Felicity Montagu, Shirley Henderson, Sally Phillips, James Callis


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by amore_spacey | 2009-12-03 01:23 | - Other film | Comments(4)