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チューダー朝 シーズン4 最終回 (The Tudors season 4 final episode)

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 赤痢の蔓延で苦戦を強いられたHenry8世(Jonathan Rhys Meyers)だったが、難航を極めた城壁爆破作戦が大成功を収めBoulogneは陥落した。勝利の喜びに酔いしれる頃、好敵手であったフランス王Francis1世は死の床についていた。また王の幼馴染みで忠実な第一重臣であったSuffolk公Charles Brandon(Henry Cavill)もこの世を去り、Henry8世は心の拠り所を失った。
  一方厳格なカトリック信者であるMary(Sarah Bolger)から耳打ちされたGardiner司教(Simon Ward)は、異端の理由でCatherine王妃(Joely Richardson)に逮捕状を出すが、その行為が仇となってGardiner司教は宮廷から追放される。死期が近づく王の前に次々に現れる過去の妻たちの亡霊の声を聞きながら、彼は壮大なる君主制の幕引きの準備をひっそりとするのであった。



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あ~、終わっちゃった(T^T) ものすごく好きなTVドラマの一つだったから、楽しみが減っちゃった。でも2011年からJeremy Iron主演の『The Borgias』が放送されるから、よかったぁ。彼の役どころはRodrigo Borgia(後のローマ教皇Alexander VI)です。歴史物のドラマに一旦ハマると、面白くてずるずる…。。



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狂気と孤独のHenry8世だったけれど、最後に貞淑で賢い妻に恵まれてよかったね。人生捨てたもんじゃない。Catherine王妃を演じたJoely Richardsonは、Vanessa Redgraveの次女なんですね。



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Holbeinが描いたHenry8世って、眉毛を太くしたら娘のイタリア語の教師に瓜二つ!ぎゃははっ(≧∇≦) 王にはぜんぜん似ていないけれど、彼が大満足だったからいいの。



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回想シーンの中の王は若かったなぁ。野獣だったもんなぁ。
彼はAnne Boleyn(Natalie Dormer)と…



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こんなことや



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あんなこともしちゃった挙句
あっさり処刑したんだから。




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Charles Brandonを演ずるCaviたんに萌え~053.gif  狂気のJonaたんによくあそこまで仕えてくれました。

【追記】 異母弟のEdward6世が1553年に15歳で早逝すると、Maryは事実上イングランド最初の女王(在位1553~58年)となった。その後の彼女は凄まじかった。熱心なカトリック信者だったから、イギリス国教会に連なるプロテスタントに対する過酷な迫害を行い、女&子どもを含む約300人を処刑した。ブラッディ・マリー(血まみれのマリー)の異名はそこから来ている。

製作国:USA
初公開年:2010年
番組制作:Michael Hirst
キャスト:Jonathan Rhys Meyers, Henry Cavill, Tamzin Merchant, Joely Richardson, James Frain, Annabelle Wallis, Alan Van Sprang, Joss Stone ...


by amore_spacey | 2010-06-28 01:17 | - TV series | Comments(4)

チューダー朝 シーズン4 第2~5話 (The Tudors season 4 episode 2-5)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 Henry VIIIの5番目の妻として選ばれたKatherine王女(Tamzin Merchant)は、Anne Boleynの従妹で20歳にも満たない世間知らずのうら若き乙女である。何とかして王の跡継ぎを生もうと頑張るが、一向にその兆しが見えないばかりか、老体&病体の王は夜の生活から遠のくばかり。そんな倦怠感から抜け出すように、彼女は婚外交渉にスリルを求めていく。その相手は王の側近Thomas Culpepper(Torrance Coombs)であった。しかし甘美な逢瀬はいつまでも続かない。王の大逆鱗に触れ、愛人2人とともに反逆罪に問われて王女は処刑される。



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ああぁ、王女ともあろう方が一体何てことをしでかしたのだ!Henryを怒らせちゃうなんて。①王女が処女ではなかった。②彼女は宮廷入り前に肉体関係を持った男を側近として採用させた。③王の側近と何度も肉体関係を持った。こりゃ、王の逆鱗に触れるわな。男の沽券にかかわる。夜の生活は遠のいても、残虐な血は騒ぐ。情け容赦ない。

イタリアの古城や城砦を訪れると、拷問の間や拷問道具の展示がお約束ですが、実際に使うのはこのドラマで初めて見た。手足の爪を、健康な歯を、1枚ずつ抜き取っていく生殺し。生き馬の目をくりぬく、という例えがあるけれど、この時代は生身の人間が目をくりぬかれていた。



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浮気を重ねる若き2人がもっと賢ければ、肉欲に身を任せなければ、こんな事態を引き起こすことはなかったのに。壁に耳あり、障子に目あり。いつの世にもチクリ屋はいる。側近だから侍女だからと、安心はできません。噂話やスキャンダルがすきなのは、いつの世も同じですね。

製作国:USA
初公開年:2010年
番組制作:Michael Hirst
キャスト:Jonathan Rhys Meyers, Henry Cavill, Tamzin Merchant, Joely Richardson, James Frain, Annabelle Wallis, Alan Van Sprang, Joss Stone ...


by amore_spacey | 2010-05-17 03:10 | - TV series | Comments(0)

テューダー朝 シーズン4 (The Tudors Season 4)

私のお気に入り度 ★★★★☆(86点)

【あらすじ】 第2夫人Anne Boleynの侍女だったJane SeymourがHenry8世の3番目の妻となり、待望の男児(のちのEdward6世)を出産するが、その直後に産褥死する。悲観のあまり絶望的になり職務を怠る王のもとに嫁いで来たのはAnne of Clevesだったが、長続きせず半年で離婚。5番目の妻として選ばれたKatherine HowardはAnne Boleynの従妹で、20歳にも満たない世間知らずのうら若き乙女。 しかし彼女の奔放な婚外交渉が王の逆鱗に触れ、愛人とともに反逆罪に問われて処刑される。そして最後の妻となったCatherine Parrは学識高く、Mary1世(第一夫人Catherine of Aragonとの間の子)やElizabeth1世(第二夫人Anne Boleynとの間の子)やEdward6世の教育係も務めたが、結婚3年半目に王と死別する。



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ああ、とうとうファイナルシーズンになってしまいました。あれだけ快楽に溺れていたHenry8世も、寄る年波には勝てません。第二夫人Anne Boleynの頃は王も若かったから、情欲をそそる彼女の誘惑に男の欲望が焚きつけられて、昼夜&場所を問わず肉弾戦に励んだものですが、その肉欲王も50歳のご老体。

ところが5番目の妻Katherine(Tamzin Merchant)は17歳のうら若き乙女で、若くして権力の座についた世間知らずの娘だから、華やかな宮廷生活に浮かれ切っている。「今日は疲れたから」って夫婦の営みを拒んじゃうなんて、往年のHenry8世なら有り得ません。枯れてきました。第1話しか観ていませんが、噂によると最終章は過去の回想シーンがふんだんに盛り込まれているそうなので、懐かしいシーンに再会できそうです。どんなフィナーレを迎えるのでしょうか?

製作国:USA
初公開年:2010年
番組制作:Michael Hirst
キャスト:Jonathan Rhys Meyers, Henry Cavill, Tamzin Merchant, James Frain, Annabelle Wallis, Alan Van Sprang, Joss Stone ...


by amore_spacey | 2010-03-29 02:10 | - TV series | Comments(0)

テューダー朝 シーズン3 (The Tudors Season 3)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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待望のシリーズ3が始まりました~!少し哀愁を帯びたテーマソングは何度聞いてもいいですねぇ。回を重ねるごとに野性味を増すJonathan Rhys Meyersの魅力に溺れ死んでしまいそうになりますが、彼と幼少より宮殿で一緒に育った親友Charles Brandonを演じる爽やかなHenry Cavillが登場すると、ハッとときめくワタクシ。


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暇さえあれば2番目の妻Anne Boleynと熱く絡み合っていたSeason 2の頃のようなぎらぎら感はないけれど、相変わらずの絶対君主ぶりは衰えておりません。跡継ぎの男児誕生にかけている王は、3番目の妻Janeがいっこうに赤ん坊を宿す気配がないのにイライラ。彼女はAnne Boleynとは対照的に、知的で冷静な判断を下すことができる。気高く模範的な妃の全てが王には鼻について仕方がないのです。



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特別ゲストとして英国を代表するR&Bソウル歌手のJoss Stoneがヘンリー8世の4番目の妻を演じるということで、話題沸騰☆ 彼女がヘンリー8世の8人の妻の中で一番長生きしており、The Tudorsでは重要なキャラクターとなる…らしいデス。The Tudors Season 4が6月にクランクインするそうです。Jonathan Rhys Meyersの続投も決定し、ますます絶好調のシリーズでこの先も目が離せません。

製作国:USA
初公開年:2009年
番組制作:Michael Hirst
キャスト:Jonathan Rhys Meyers, Henry Cavill, James Frain, Annabelle Wallis, Alan Van Sprang, Joss Stone ...


by amore_spacey | 2009-04-17 23:26 | - TV series | Comments(0)

テューダー朝 シーズン2 (The Tudors Season 2)

私のお気に入り度 ★★★★☆(90点)

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Season 1は、ヘンリー8世の幼少期の監督係を務め、王の絶対信任を受けたThomas Wolseyヨーク大司教が囚われの身となり、牢獄で自害するところで終わる。この頃から王の身辺の雲行きが怪しくなり、危険と罠と重臣間の腹の探り合いに拍車がかかる。

その中でJonathan Rhys Meyers演じるヘンリー8世。見れば見るほどぐんぐん引き込まれますぅ。彼の透き通ったブルーの瞳の奥にうごめく黒い影にどっきりする。あんな眼差しで見つめられたら、「ああ、あとはもう好きになさってくださいまし、殿」ですの。気が短く疳の虫が高て好色な性格を、憎々しいまでに演じてくれる。好きなのに嫌い、嫌いだけど好き。いったいどっちなの、私?先が知りたくて10話まであるSeason 2を一気に見ました。



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王は熱心なカトリック信者であったが、後にKatherine王妃との離婚およびAnne Boleynとの再婚を巡る問題から、教皇と真っ向から対立。教皇は断固として再婚を認めない。怒った王は1534年に国王至上法(首長令)を発布し、自らをイギリス国教会の長とするとともに、ローマ・カトリック教会から離脱した。それから王の奇行がエスカレートする。重臣であったThomas Moreを斬首刑に、熱愛で得た2番目の妻Anne Boleynや増長してきた彼女の一族が目障りになり始めた時期と、Anne Boleynの侍女であったJane Seymourを見初め、何としてでも妻に迎えたい欲望が重なり、あれほど熱愛した第二の妃Anne Boleynをそして取り巻き連中や彼女の弟をロンドン塔で斬首刑に処す。その間にKatherine王妃も病死。肉親との離別や処刑の間に、カトリック修道院の財産を没収するなど、苛烈な人物であった。



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Season 3は2009年から始まるという。ああ、待ち遠しい!3番目の妻として宮廷に迎え入れられたJane Seymourの行方は?波乱万丈の人生を歩むヘンリー8世はどうなる? 

製作国:USA
初公開年:2008年
番組制作:Michael Hirst
キャスト:Jonathan Rhys Meyers, Maria Doyle Kennedy, Natalie Dormer, Jeremy Northam, Henry Cavill, James Frain, Perter O'Toole ...
by amore_spacey | 2008-10-10 22:54 | - TV series | Comments(13)

テューダー朝 シーズン1 (The Tudors Season 1)

私のお気に入り度 ★★★★☆(86点)

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アメリカのShowtime channelで放映中のThe Tudors、Season 1全10話のうち第5話まで完了。

『マッチ・ポイント』以来久し振りに見るJonathan Rhys Meyers。賢くありながら激しい性格のヘンリー8世を演じる上で、Jonathanの持つ善悪のキャラクターが、うまく活かされている。先がとても楽しみです。

ワイルドで翳のある美しいJonathanが主演、しかもうふふなシーンが盛りだくさんなので、どうぞお見逃しなく。アメリカでは15~25歳の視聴率が断然上昇中らしい。確かにうふふなシーンが毎回必ずあるね。本物のヘンリー8世は腰回りが140cmの樽体型だったというのに、Jonathanの鍛えられたあのしなやかな肢体は、ファンにとって眼福ものです。



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イングランド王ヘンリー7世の次男ヘンリー8世(1491-1547)は、急死した兄アーサーの妻キャサリンと非公式の結婚式を挙げ、テューダー朝のイングランド王(在位:1509-1547)、アイルランド王(在位(自称):1541-1547)となる。

彼はイングランド王室史上最高のインテリであるとされ、ラテン語、スペイン語、フランス語を理解し、舞踏、馬上槍試合などスポーツにおいても優れた才能を発揮した。音楽にも造詣が深く、ヘンリー8世作曲とされる楽譜(合唱曲“Pastime with Good Company”など)が現存しているなど、文化史にもその名を残している。妃やトマス・モアをはじめとする側近を次々と離別・処刑し、カトリック修道院の財産を没収するなど苛烈な人物であったが、イングランド王室の権威確立に寄与した。(wikipediaより)



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昨日の第5話では、王妃キャサリン(写真左)が邪魔になってきたヘンリー8世は、彼女との結婚は非公式であるから正式にはなかったことになる。だからこの夫婦関係は存在しないことになる、という理屈を持ち出して、離別に成功するが、その仲裁役に抜擢されたヨーク大司教トマス・ウルジー(写真右)の苦しい立場と言ったらない。街で見初めたアン(写真中央)を正式な愛人に迎える準備のため、正妻キャサリンを追放しようと企むヘンリー8世の心の内を知るからだ。しかし王の幼少期の監督係も務めていたヨーク大司教は、王の決心が堅固であることも分かっている。

正妻追放に成功した直後、唯一の男子跡取りが病死する。王の跡継ぎは今のところキャサリンとの間にもうけた王女1人だけ。テューダー朝はどうなるのか?

製作国:USA
製作年:2007年
番組制作:Michael Hirst
キャスト:Jonathan Rhys Meyers, Maria Doyle Kennedy, Natalie Dormer, Henry Cavill, Gabrielle Anwar, Sam Neill ...
by amore_spacey | 2007-05-07 23:06 | - TV series | Comments(4)

マッチ・ポイント(Match Point)

私のお気に入り度 ★★★★☆(90点)

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家柄も学歴もコネもない「ないないづくし」、持っているものはテニスのタイトルだけのアイルランド出身の青年が、幸運の女神に後押しされてイギリス社会の中で成功への階段を着実に歩み始める。タイプは全く違うものの、この映画を観ながらアラン・ドロンの『太陽がいっぱい』がダブった。クリス(ジョナサン)の顔にふっと表れる自嘲気味の笑いや、鬱々とさせる野卑な翳が、フィリップ(モーリス・ロネ)に媚びるトム(アラン)の下卑た表情や仕草を思い出させます。以下ネタバレあり(今日の記事は長いです)。

マッチ・ポイントを迎えた試合。
打ったボールがネットタッチで一度上に浮き上がる。そのボールが相手のコートに落下すれば勝利!自分のコートに落ちたら敗退。その最も象徴的なシーン、クリスの毒牙にかかった被害者の結婚指輪。証拠隠滅のためにテムズ川へ投げ込んだはずなのに、指輪は大きくカーブを描きながらフェンスに当たる。そして指輪はこちら側にカランと空しい音をたてて落下。あのシーンを観た時、「ああ、太陽がいっぱいと同じ結末になるんだぁ。クリスも警察の目は欺けない運命にある不幸な男なんだ」と思った私。大間違い。


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何気ない出会いや交友関係。これが階級社会や実業界の成功への鍵。



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ふっとした男女の出会い。運命の悪戯?



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湧き上がる思いを抑えることが出来ないクリス。それを拒むノア。



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階級社会・実業界へ一歩踏み出したクリス。



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挑戦的なノラのまなざし。どっちに転がるか?心中複雑なクリス。



クリスを演じたジョナサン・リース‐マイヤーズ。
レイ・リオッタと若い頃のエリック・ロバーツを足して2で割った表情に、元テイク・ザットのロビー・ウィリアムのまなざしをほんの少し加えた、複雑な顔を持つ役者でした。陽⇔陰、善⇔悪、白⇔黒の間を常に行き来する。が、最後には、表向きは陽でありながら、陰を引きずる道を選ぶことになる。『ベッカムに恋して』では、若いサッカー監督を演じていました。あの時はサッカーをこよなく愛する陽性な青年だった。味のある役者になりました。

21歳のスカーレット・ヨハンソン。
官能的な唇に瑞々しい肉体、そして男性の視線を釘付けにする、はちきれるような弾力のある胸(あ、触ったことありませんけど、そんな感じに見えますぅ)。女優や女優を目指す卵たちにありがちな、自由奔放さとわがままと退廃的な雰囲気。トムとの婚約が破棄されたあたりから、彼女の仕草やまなざしや声にトゲが加わる。謎めいた微笑を浮かべる官能的な女性が、敵陣に乗り込んでわめき散らすタダのヒステリックな女に。『ゴーストワールド』や『ロスト・イン・トランスレーション』の頃から、古典的な美人ではないけれど、心に残る役者さんだと観ていました。今後大輪の花を咲かせて欲しい若手女優の1人です。

畳みかけるようなサスペンスでありながら、しっとり落ち着いた、そしてゆるぎないイギリス社会というものを感じさせたのは、冒頭のセピア色の映像であり、随所に使われたオペラの曲が蓄音機から流れる、適度に古びた音色であり、さらりと見せた上流階級の日常生活でした。

そんな中、クスッと笑わせるシーンが。
お子様のいらっしゃるご夫婦には、大なり小なりこんな風景が、過去の日常生活にあったことでしょう。どうしても若いうちに子どもが欲しいと頑張るクリスの妻が基礎体温を測って、「今日は100パーセント当たり日だから」と迫るシーン。事件の謎解きに奔走する刑事が真夜中に、「分かった~!彼が殺(や)ったんだ!」飛び起きるシーン。あの刑事の明快な答えを裏づける強力な証拠がなく、真実は空しくもみ消されました。公式サイト

製作年:2004年
製作国:アメリカ
監督:Woody Allen
キャスト:Jonathan Rhys-Meyers, Scarlett Johansson, Emily Mortimer, Matthew Goode, Penelope Wilton...


by amore_spacey | 2006-01-29 18:25 | - Other film | Comments(10)