タグ:Riccardo Scamarcio ( 20 ) タグの人気記事

白衣の女 (The Woman in White) BBCテレビドラマ 全5話

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 ロンドンで母と共に慎ましく暮らす青年画家Walter Hartright(Ben Hardy)は、CumberlandにあるLimmeridge家の異母姉妹、Marian Halcombe (Jessie Buckley)とLaura Fairlie(Olivia Vinall)の美術家庭教師として雇われた。彼はロンドンを出発する前夜、郊外で白い衣を身にまとった奇妙な女を目撃する。彼女の名はAnne Catherick(Olivia Vinall)で、精神病院から脱走してきたという。
  Limmeridge家にやって来たWalterは、Anneによく似ているLauraに驚いた。が、いつしかLauraに惹かれていく。しかし彼女には、Sir Percival Glyde(Dougray Scott)という婚約者がいた。この婚約者は何か秘密をかかえており、Lauraは恐ろしい陰謀に巻き込まれていく。Wilkie Collins'の同名小説をドラマ化。(作品の詳細はこちら


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このドラマにRiccardo Scamarcioが出ている、それだけの理由で観ました。オープニングの音楽や映像からして、つかみどころのない危険を孕んだ物語であることを予感させ、期待が高まってきます。しかも第1話で、容貌も着ている服も瓜二つなAnneとLauraを登場させ、早くも謎解きが始まる。てっきり二重人格になったLaura(Olivia Vinallが1人2役で演じていたこともあり)だと思っていたが、私の予想は大外れ。

この2人が双子のように似ているのを利用して、夫Sir Percival Glydeと彼の友人Fosco伯爵(Riccardo Scamarcio)が、Lauraの膨大な財産を騙し取ろうと、陰謀を企てる。しかし秘密のニオイを鋭く嗅ぎ取った異母姉Marianと美術教師Walterが、法律に詳しい公証人のErasmus Nash(Art Malik)とともに、この陰謀に立ち向かい、邪悪な2人には天罰が下る、そしてWalterとLauraは晴れて結ばれ、Marianはかねての夢であった世界放浪の旅に出る。これらを現在と過去の2つの時間軸で描いている。WalterとLauraの恋物語でもあるはずなんだけど、決定的なものがなくインパクトにも欠けていたから、私のテンションはそれほど上がらず。けれど毎回ちょっとした謎や伏線を張りながら、無理なく回収していくので、ほど良いスリルに浸りながら、謎解きを楽しんた。


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辛口ですが、WalterやLauraやSir Percivalの演技は学芸会レベルで、残念ながらほとんど印象に残っていません。脇役のFosco伯爵に扮したRiccardoは、ブルーの瞳を不気味に光らせつつ、なかなか情熱的な悪役だった。デビュー当時のチャラ男より謎めいた悪役のほうが、断然彼の良さを引き出してくれる。ところで海外ドラマに登場するイタリア人は、得てしてマフィア絡みであることが多いですね。イタリア=ピッツァ、日本=寿司のような、ステレオタイプな捉え方は、分かり易く手っ取り早いとは言え、何だかなァ。


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人間的な魅力という点では、公証人のErasmus Nashが一押しでした。初めて画面に登場した時には、警察?誰の味方?主要登場人物とはどういう関係にある?様々な疑問が頭に浮ぶ。その後の展開でも、彼は私情を挟まず、やや高圧的な雰囲気をまといながら、淡々と仕事をこなしていく。しかし最終話で、公証人という肩書きを取り払った1人の人間の、親としての葛藤を見せ、誰もが彼に寄り添いたくなったはず。この事件を通して、彼の中で何かが変わった。だから娘に会いに行くのでしょう。


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by amore_spacey | 2018-05-31 00:23 | - TV series | Comments(0)

マスター・オブ・ゼロ シーズン2 第1話&第2話 (Master of None season2 episode 1-2)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (72点)

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【あらすじ】 イタリアへパスタ修行に来たDev(Aziz Ansari)は、モデナにアパートを見つけて暮らしている。ある日見知らぬ女性(Clare-Hope Ashitey)が困っているのを助けた彼は、彼女と一緒に食事をすることになった。しかしうっかり油断した隙に、携帯電話を盗まれてしまう。携帯を取り戻すため、泥棒をおいかけていくが、なかなか見つからない。ドタバタしながら暮らすDavは、友人の結婚式のために来伊した親友Arnold(Eric Wareheim)と、バッタリ町中で出会い、久々の再会に大喜びした。(作品の詳細はこちら


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シーズン1をまとめて一気に観たが、イマイチ面白さが分からず、何だかなぁな気持ちだった。が、シーズン2の舞台は、ここモデナ。しかもRiccardo Scamarcioが出てるし、前市長もカメオ出演。こりゃ、観ない訳にはいかないじゃありませんか。因みにモデナが舞台になったのは、第1話と第2話。第1話はモノクロ仕立てで、Vittorio De Sica監督の『自転車泥棒』を彷彿させるシーンがいくつかありました。


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このシリーズは、多民族国家アメリカならではの人種問題を、インド系アメリカ人Devの目線で、自虐的なギャグを絡めながら明るく風刺したコメディ。シーズン1はエミー賞に輝き、巷でもすごく面白い!と言われているんだけど、うーん、その面白さが今一つ分からない。たぶんあそこが笑うところなんだろうなというのは、ぼんやり分かるが、生暖かい目で見守っただけでした。というわけで、第1~2話だけ観みて、途中下車。申し訳ありません。


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おまけは休憩中のRiccardoの画像。デビュー当時はやんちゃ坊主で、何様?な発言を乱発して炎上したこともあったが、年月とともに味のある素敵な役者になりました。世界の舞台で、もっともっと活躍して欲しいと思います。


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by amore_spacey | 2017-06-03 05:16 | - TV series | Comments(0)

ジョン・ウィック チャプター2 (John Wick - Chapter 2)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (73点)

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【あらすじ】 引退の身から呼び戻された伝説の暗殺者John Wick(Keanu Reeves)は、かつて血の契約を結んだ、国際的な暗殺組織を乗っ取ろうとする殺し屋仲間Santino D'Antonio(Riccardo Scamarcio)の依頼を受け、ローマへ飛び、世界最強の殺し屋たちと対決することになる。(作品の詳細はこちら


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本作は『ジョン・ウィック』の続編で、舞台はNYとローマ。突っ込みどころ満載ですが、頭を空っぽにして楽しめる痛快アクションもの。前作はシリーズ第一弾という新鮮味に助けられ、ぐいぐい引き込まれて観た。今回も期待を裏切らず、黒スーツでビシッと決め、悲しい表情で容赦なく悪党を殺していくKeanuが、ゾクゾクするほどクールで、前回よりもパワーアップしたアクションを披露してくれた。が、アクション・シーンがワンパターンで長かった。Ruby Roseも全く必要なかったな。


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今回はローマが舞台なので、イタリア人役者が多数参加している。『ローマでアモーレ』『ロンドン・スパイ』『二ツ星の料理人』、そしてこの2月にクランクアップしたばかりの『Andorra』など、国際舞台に進出するRiccardo Scamarcioが、最初から最後までほぼ出突っ張り、退場の仕方も潔かった。贔屓目になるが、Keanuと並んでも遜色なく、なかなかパワフルで見応えがあったと思う。しかし、あの髪型は…ないな(苦笑) ラブコメの軽いノリのRiccardoもいいが、暗黒街や戦乱の世に生きる男が似合う。


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緊張を強いられるアクションシーンの合間に、『マトリックス』仲間のLaurence Fishburneや、殺し屋御用達コンチネンタル・ホテルの強面ホテルマンLance Reddickが登場すると、知り合いに会ったような懐かしさがこみ上げ、気持ちが和む。素晴らしい脇役たちが、作品にメリハリを出してくれていた。


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倍返しなんて生ぬるいもんじゃない、「誰が来ようが皆殺しだ」と言い切るJohn、。しかし彼はあの世界の掟を破ったため、全てを敵にまわしてしまった。不死身のJohnも、Chapter 3で永遠の引退(=死)なんてことになるのかしら?暗殺組織の会長Winston(Ian McShane)が、彼を始末する?(涙) Chapter 3がとても気になります。


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by amore_spacey | 2017-03-27 02:22 | - Other film | Comments(0)

Io che amo solo te

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (73点)

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【あらすじ】 プーリア地方はプリニャーノ。50歳になるNinella(Maria Pia Calzone)とDon Mimi(Michele Placido)は、若い頃に大恋愛をしたが結婚できなかった。しかし運命は思いがけないプレゼントをしてくれる。彼女の娘Chiara(Laura Chiatti)と彼の息子Damiano(Riccardo Scamarcio)が、めでたく結婚することになったのだ。順調に式の準備がすすめられ、ついに結婚式当日を迎える。Luca Bianchini.の小説を映画化。(作品の詳細はこちら


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久しぶりのイタリア映画。本作品は若い2人の結婚式までの3日間を描く。運命は時に、思いがけないプレゼントをしてくれるが、この手の話は漫画や小説や映画で語り尽くされているので、それほど目新しくはない。この作品の面白さは、結婚する主役の2人を取り囲む、家族や友人・知人たちの濃いキャラクターや、舞台となったプリニャーノの町や海の美しさにある。


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主役を演じるLaura ChiattiとRiccardo Scamarcioは、共演作品が多いせいか、まるで2人の私生活を垣間見ているように自然だ。デビュー当時のRiccardoはカッコつけすぎで鼻についたが、最近の彼は肩の力がいい具合に抜けてきて、ラブコメもなかなか面白い。昨年Valeria Golinoと別れたRiccardoは、Lauraと本格的に付き合っているのかしら?

因みにRiccardoの元カノValeriaは、14歳歳下のプロデューサーと、それが破局したあと、現在は23歳歳下の彼と付き合っている。どっちもRiccardoの友だちなんだけど、元カレの友だちから彼を調達するValeriaってどうなの?


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大事件は起きないが、やっかいで面倒な親戚や友人たちが揃い、ネタには事欠かない。結婚前から未来の姑2人が、花嫁の衣装を巡ってバトルを繰り広げたり、式を控えた花婿がこともあろうに、一夜限りの浮気をしたり(おいおい)…

花嫁には何と!服役中の叔父Franco(Antonio Gerardi)がいる。しかも半日の出所許可をもらって式に出席するらしい。世間体を気にする花婿側から、「とんでもない」「欠席させろ!」 花嫁の叔母Dora(Luciana Littizzetto)は、噂話が三度のメシより好きで、ひっきりなしにお喋り。こんな人が身内にいたら、ホントに疲れるが、私の身内にもいる、いる。面倒くさい人で、可能な限り顔を合わせたくないデス。


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そして花婿の弟Orlando(Eugenio Franceschini)が、実はゲイだった!しかし世間体を気にする母のため、Daniela(Eva Riccobono)を彼女として連れて来るが、彼女はレズビアン。しかも弟は、式の祝辞でカミングアウトする暴挙に出たから、さあ大変!

でもこのドタバタ劇が、静かに収束する。愛し合っても結婚できなかったNinellaとDon Mimiが、最初で最後のダンスを踊る。そして式の後Dom Mimiが求愛するも、「これ以上望むものはないくらい最高に幸せ。素敵な思い出にしておきましょう」と言って立ち去るNinellaが、毅然として素晴らしかった。賢明な決断でしょう。これをみて、また夏のプーリアの真っ青な空と空、そして真っ白な家並み、この景色を見に行きたくなってきました。


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by amore_spacey | 2017-03-12 02:01 | - Italian film | Comments(0)

Burnt (二ツ星の料理人)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (76点)

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【あらすじ】 Adam Jones(Bradley Cooper)は数年前、パリの一流レストランでシェフとして働き成功をおさめた。しかしすぐにカッとなる短気な性格や傲慢な態度が災いして一気に転落。薬物やアルコール依存症になり、同業者や業界の人々に多大な迷惑をかけ、また多額の借金を背負ったまま姿を消した。数年後ロンドンを訪れたAdamは、ミシュラン・ガイドの三ツ星獲得を目標に再起を懸け、昔の仲間たち1人1人に声をかけて、レストランの厨房チームに引き入れていくのだった。(作品の詳細はこちら


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ストーリーに意外性はなく、ほぼ想像通りの結末を迎える。クリスマスからお正月にかけてご馳走三昧でお腹一杯なのに、厨房の調理シーンやカラフルな食材や芸術のような料理が、私の目を楽しませてくれた。Bradley Cooperの作品を観るのは、たぶんこれが初めて。マッチョなBradleyが厨房で腰をかがめ、皿に吸い込まれるようにして盛りつける姿が印象的だった。生意気なガキ大将がそのまま大きくなったように見えるところは、料理の腕こそ確かだが人間的には未熟なAdamそのもと言ったところ?


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レストランマネージャーを演じたDaniel Brühlも、生真面目な中にコミカルな部分をちらっと見せて、キュートで良かった。黙々と仕事をこなし、うわべはクールなんだけど、Bradleyにからかわれて、思わずポッと赤面するシーン、あれは可愛らしかったなぁ。彼、いじられキャラかも。


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一瞬誰だか分からなかったUma Thurman、顔をいじりすぎて一気に老けた。人気上昇中のAlicia Vikanderは可愛いお嬢さん、それ以上でも以下でもなし。安定した脇役のEmma Thompson。Sienna Millerの負けず嫌いで勝気な表情は、魅力的で好感が持てる。


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ほどよく力の抜けたRiccardo Scamarcioをみて、いい役者になったなぁと叔母のようにしみじみ。2年前に英国デビューを果たし、昨年はロンドン・スパイでも顔を見せてくれたが、次はいよいよ米国デビュー。John Wick 2の公開が待ち遠しい。本作品の邦題も楽しみ。

ところで一流レストランのシェフが主役になった作品やTVの美食番組や、恒例のミシュラン番付を観るたびに思う。食べるって何なんだろう?お腹を満たすことすらままならなかった貧しい時代の食事から、豊かな食材に囲まれた美食時代の食生活。自分の能力や腕を最大限に生かして、真剣勝負するシェフたちの意気込み。一方で美味しい物や珍味を貪欲に開拓する人々。食の原点を見失うと、おかしな方向に暴走しそうだ。因みに人生最後の食事で食べたいものは、ゆかりごはんで作ったおにぎりと熱い日本茶か、醤油とわさびを少し入れたお茶漬け。


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by amore_spacey | 2016-01-09 17:40 | - Other film | Comments(2)

London Spy Season 1 5 episodes (ロンドン・スパイ シーズン1全5話)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 Danny(Ben Whishaw)は天才数学者の証券マンAlex(Edward Holcroft)と出会い、恋におちて幸せな8ヶ月を過ごした。しかしAlexが謎の死をとげたことにより、実はAlexは証券マンなどではなく、英秘密情報部MI6の諜報員であったことが判明する。そこでDannyは愛する恋人にまつわる真実究明に乗り出すのだった。(作品の詳細はこちら


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期待した割には尻すぼみのシリーズだった。スパイの世界とは無縁の人が陰謀に巻き込まれ、なす術もなく途方に暮れる話はよくある。そこに男同士の愛を織り込む手法も、近年増えてきている。いや、だからお腹一杯という訳では決してない。それどころかBen Whishawが、新たな一面を見せてくれたことが嬉しかった。混沌とした世の中で、人は肌のぬくもりや心の通い合いを求める。ただ脚本の骨組みが弱かったせいか?スパイものとしても人間愛を取り扱うにしても、中途半端で不完全燃焼。キャストが豪華だっただけに、残念だった。

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クールで冷徹なCharlotte Rampling。
グッジョブ!


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イタリアの星Riccardo Scamarcioと英国の星Benの対決。これは嬉しいサプライズだった。Riccardoの役に必然性はなかったと思われるが、全然OK。



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by amore_spacey | 2015-12-20 22:40 | - TV series | Comments(2)

Il grande sogno

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (73点)

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【あらすじ】 1968年ムーヴメントの幕開け。役者を夢見る若き警官Nicola(Riccardo Scamarcio)、厳格なカトリックの家庭に育ったが、政府やヴェトナム戦争への抗議やフリーセックスを訴える学生デモ行進に参加するLaura(Jasmine Trinca)、そしてフィアットで働く女工の息子で、Lauraと同じ大学に通うLibero(Luca Argentero)の3人の若者たちの、出会いや別れを描く。Nicolaは若き日のMichele Placidoがモデルになっている。プーリアからローマに上京し、生計を立てるため警官隊に入る。その後、演劇芸術アカデミーに通い役者になった。


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イタリアの暗黒時代を知りたければ、この映画TVドラマのほうが遥かにリアルだし、当時の若者の葛藤なら『輝ける青春』で一目瞭然。


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どう考えてもこれは、Michele Placido監督の自己陶酔的な自分史、または当時思いを寄せていた女性への詫び状としか思えない。年を重ねて自分を振り返るのは勝手だけど、それを映画化するってどうなの?年とって、公私混同が激しくなってきたかな。


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でもこんなおいしいシーンや


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Lucaのこんなものを拝見できたから、ま、いいか(*^^*)

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Michele Placido
キャスト:Riccardo Scamarcio, Jasmine Trinca, Luca Argentero, Laura Morante, Michele Placido, Ottavia Piccolo, Silvio Orlando, Massimo Popolizio, Federica Vincenti ...


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by amore_spacey | 2014-06-30 01:40 | - Italian film | Comments(2)

Una piccola impresa meridionale (南部のささやかな商売)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 Maria Stella(Giuliana Lojodice)は悩みのどん底にいた。50歳になる元神父の息子Costantino(Rocco Papaleo)は、女性を好きになるが捨てられて、南部の故郷に戻ってきた。聖職を捨てた息子と同居なんて、恥ずかしくて村人から何と言われるか分からない。そこでCostantinoを村から離れた海際にある、打ち捨てられた灯台に一人暮らしをさせることにした。ところが妻に逃げられて失意の義弟Arturo(Riccardo Scamarcio)や元売春婦Magnolia(Barbora Babulova)、灯台の修理に来た2人の男と娘と、同居人が次々に増え、ついにはマンマのMaria Stellaも灯台で暮らすようになる。やがて、灯台に隣接する建物をホテルに改造するという話がもちあがった。


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赤の他人が共同生活を始めるうちに擬似家族のようになっていく、ちょっと奇妙な人間関係が描かれている。Ferzan Ozpetek監督の『無邪気な妖精たち』に出てくる人間模様や、カトリック教会や保守派が根強い土地で未だにタブー視されている同性愛にスポットを当てたところなどよく似ている。本作品はドタバタ・コメディタッチなので、事態の重みや深刻さをそれほど感じさせないが、当事者にとってみれば人生をかけた問題だ。


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Costantinoは聖職を捨てた。彼の妹は夫Arturoを捨てて愛人と逃げた。その愛人は何と、マンマの家のお手伝いさんだった。そしてお手伝いさんの姉は、元売春婦。灯台の修理・改修に来た2人の左官屋のうち、1人は妻と離婚し小学生の娘(親権を巡って、元妻と争っている真っ只中)とともに、ワゴン車でジプシーのような暮らし(+.+;)


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敬虔なカトリック教徒であるマンマから見れば、どいつもこいつもどひゃひゃーーな人間ばかり。そんな厳格で頭の固いマンマが、みんなと暮らすようになって徐々に丸くなり、よき仲介役になっていく様子は、とても微笑ましい。どの脇役も個性的で愉快痛快!

製作国:Italy
初公開年:2013年
監督:Rocco Papaleo
キャスト:Riccardo Scamarcio, Rocco Papaleo, Barbora Bobulova, Giorgio Colangeli, Giovanni Esposito, Giuliana Lojodice, Claudia Potenza, Sarah Felberbaum ...


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by amore_spacey | 2014-05-05 03:59 | - Italian film | Comments(0)

Il rosso e il blu (赤鉛筆、青鉛筆)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 しっかりものの校長Giuliana(Margherita Buy)、教育への情熱を失った美術史の老教師Fiorito(Roberto Herlitzka)、そして生徒に意欲を湧かせようと熱心なイタリア語の臨時教員Giovanni Prezioso(Riccardo Scamarcio)。ローマの高校の3人の教師を軸に、物語は展開していく。教師と生徒の対立があれば恋愛もあり、重大な事件が起これば、学校を去らざるをえない者も出るが、それでも学校生活は続いていく。


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教師も生徒も表面的にはごく普通の人間に見えるが、少し踏み込んで付き合うと一癖も二癖もある人ばかり。Prezioso先生に貸した赤鉛筆に固執する地味な女子生徒や、すでに大人の世界を知ってしまっている背伸びして派手な女子生徒のように、か・な・り・面倒な子もいる。高校生と言っても、個々の精神年齢に開きのある年頃が相手だから、教師たちはさぞや大変だろうな。その教師たちも千差万別で、熱血教師もいれば、給料と休暇さえ保障されれば、あとはどうでもいいと手抜きするいい加減なのもいる。娯楽作品だから部分的に誇張はあるものの、ほぼ等身大の高校生活を描いているので、親近感が持てる。

夏休み前の最後の授業。教室がしーんと静まり返る中、秒針に合わせて、「3、2、1、終了!!!」のカウント・ダウンは、お馴染みの光景である。娘たちの高校でも今週土曜日に、カウント・ダウンの大合唱だな。もう、夏休みかぁ。

製作国:Italy
初公開年:2012年
監督:Giuseppe Piccioni
キャスト:Margherita Buy, Riccardo Scamarcio, Roberto Herlitzka, Silvia D'Amico, Gene Gnocchi, Davide Giordano, Ionut Paun, Alexandru Bindea ...


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by amore_spacey | 2013-06-07 00:22 | - Italian film | Comments(0)

L'uomo nero

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 父Ernesto(Sergio Rubini)の死の知らせを受けてGabriele Rossetti(Fabrizio Gifuni)はプーリア州の小さな村に帰る。久しぶりに実家で過ごすうちに、彼は子どもの頃のエピソードを思い出すのだった。1960年代に子どもだったGabrieleは、ローカル線の駅長だった父と教師の母Franca(Valeria Golino)と叔父Pinuccio(Riccardo Scamarcio)と暮らしていた。Sergio Rubiniの父親の自伝的作品。


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Sergio Rubiniは、自分の父親をテーマにした作品をよく撮っている。そうすることで、若かった頃には反発ばかりで、まったく理解できなかった父親の存在そのものや父性愛に、きちんと向かい合おう、父親や幼い頃の自分と和解しよう、と試みているのかもしれない。父親のある一面しか知らなかった。そんな自分の愚かさをも許そうとしているに違いない。


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Sergio RubiniとMargherita Buyは、離婚後も一緒によく仕事をしているけれど、仕事仲間としてはとても相性がいいってことなのかな?

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Sergio Rubini
キャスト:Sergio Rubini, Valeria Golino, Riccardo Scamarcio, Fabrizio Gifuni, Guido Giaquinto, Anna Falchi, Gianpiero Alicchio, Margherita Buy ...


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by amore_spacey | 2013-06-05 00:01 | - Italian film | Comments(0)